金閣寺の評価

あまりにも有名な世界遺産の一つ、金閣寺(正しくは鹿苑寺金閣)。
京都の観光名所と言えば、ここか清水寺は確実に三本の指に入るでしょう。

このブログを書き始めたころに、すでに金閣寺については一度取り上げました。
私はあまりにも金=moneyの臭いがするこの金閣寺は好きではありません。
京都人らしく遠まわしに言いましたが、はっきり言うと嫌いなんです。




しかしながら(過日のブログの続きで)台湾からの留学生と映画村に行ったあと、
少し時間が余ったのでその金閣寺を訪れることにしました。


まぁザッと回っただけですが、ここでの所要時間はわずか10分。


久しぶりに来たという父も「まぁー有難みもへったくれも無い寺やな」と
ボソッと愚痴をこぼしていました。


留学生にも「京都に住む人間はまずここは好まないよ。
ここはただの観光スポットになってあまりにも定番だから来た」と説明すると
彼女も妙に納得していました。


この金閣そのものも昭和25年に全焼(5年後に再興)されている為
歴史は古くとも、建物にはその情緒さはありません。


夕佳亭という茶室も平成9年に解体工事が行なわれていて
新しい造作で由緒有る落ち着いた茶室の雰囲気もありません。



DSC00702.JPG



あと、私のつたない英語で二つ説明をしました。

地蔵周りにコインを投げている人たち(外国人)がたくさんいましたので、
多くの日本人はお賽銭箱にお金は入れても、トレビの泉みたいにあんな事はしないということ。

○○堂(名前失念)に行くまでの小路に、苔が綺麗な場所がありましたが、
その美しさに日本人は立ち止まる人もいるけど、外国人(特に欧米人)には
あの緑の良さが分からない。だからこの道を皆スルーするでしょ?…ということ。



ここはお寺ではなく、無機質なお札入れが何箇所か設置され
そこかしこで物販がなされていてやたら「¥」マークが目立つただの観光スポット。


以前、某番組のドキュメントで金閣の金箔を貼り直す職人さんたちには
非常に敬服しただけに、こんな状態のお寺の在り方にはがっかりするばかりです。

ただ、帰りの車で留学生には金閣寺の好きな点も一つ伝えておきました。
台湾は雪が降らないそうですが、
年に1度あるかないかの積雪の金閣寺はそれはそれは美しいと。
必ず地元の新聞にその写真が出るくらいだよ、と・・・

新門荘のお年頃 | comments (0) | trackbacks (0)

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