さて、いよいよ大トリの桂春之輔改め「四代目桂春團治」さんが登壇される前に、
京都の和菓子処「仙太郎」さんの竹筒羊羹とオハギで一服…
この和菓子のご提供も、お客様にとても喜んでいただけました。
水羊羹は8月末までの商品だったそうですが
「仙太郎」さんに無理を言って、用意してもらいました。
そして、ついに登場!
演目は「死ぬなら今」。
そう、春之輔さんの得意演目の一つです。
今回の公演の初っ端を切ってくれた桂咲之輔さんは、
この「死ぬなら今」を聞いて春之輔師匠に弟子入りされたわけです。
18:00に始まった公演も19:40頃には終わり、
ご希望のお客様は、玄関ロビーの金屏風の前で春之輔さんはじめ、
出演された皆さんと記念写真を撮って帰られました。
最後の最後に我々スタッフとも一緒にパチリ~!
私たちにとっても、とても思い出深い一日となりました。
この後、足洗いと称してご出演の皆さんを招いて、某ホテルのバーで打ち上げが有りました。
私は挨拶を兼ねて、ほんの15分程だけ在席して帰ったのですが、
その時に春之輔さんが
「こんな小さい会場で(落語を)やったんは初めてですわ!
せやけど、お世辞ちゃいまっせ! ほんっまに、しやすかった!」と、仰っていたそうです。
なんと!なんと、嬉しいお言葉。
お客様は大喜び、出演者も気持ちよく登壇してもらい、私たちも達成感でいっぱい。
これぞ、「三方よし」!
ここまで、大きなイベントは後にも先にも今回だけかもしれませんが、
「お客様に喜んでいただく」というサービス業の基本を、文字通り「体感」し、
原点に戻った気持ちでいっぱいです。