京都の花街は5つに分かれています。
そのうちの一つ「祇園甲部」でお付き合いのあるお茶屋さんから、
舞妓さんが2名もお店出し(デビュー)することになりました。
市紘(いちひろ)ちゃんと、小奈都(こなつ)ちゃん。
この世界では、先輩芸妓の名前から一文字もらうことが慣習ですが
市紘(いちひろ)ちゃんは市有里さんから。
小奈都(こなつ)ちゃんは小芳(こよし)さんから。
…もしかして残っているかと探したら、ありました、ありました。
その小芳さんがデビューした時にお茶屋さんから頂いたもの。
そうか~ あれは2008年か。ちょうど10年前ですね。
そういえば、小芳さんも市有里さんも随分お会いしていませんが、
二人ともTシャツにジーパン姿の仕込さんからスタートしていたのです。
「おかあさん、おおきに」と初々しく訪ねてくれいていたのがつい最近のようですが、
二人は今やベテランの芸妓さんですね。
さて、新門荘からもお祝いを持参。
お茶屋さんの玄関には「目録」といって、おめでたい絵が描かれた大きな画用紙が所狭しと貼られていました。
ありました、ありました。
新門荘から出した「目録」が。
まもなく4月。
祇園甲部の芸舞妓さんたちは、京都の春の風物詩でもある「都をどり」の舞台で大忙しですね。