今から10年前の2008年2月25日に「若おかみは小学生!」という
当時130万部の発行部数を誇る文庫本についてブログを書いていました。
講談社から発行されている児童文学ですが、
全20巻刊行され、今は300万部を突破したようで
今年2018年4月からアニメ化されてTV放映されています。
ブログを書いたことも忘れていた私は
たまたまTV番組表を見て「ほぅ!アニメ化されたのか!」と自分の子供の為に録画しました。
(TV東京 日曜あさ7:14~)
私が旅館に従事しているという理由ではなく、
我が子は今「おばけ」や「幽霊」「怪奇現象」に嵌っていて、
幽霊が出て主人公の「おっこちゃん」を
サポートするシーンのある「若おかみは小学生!」に食いつくだろうと思ったからです。
そんなクダラナイ理由で録画しましたが、案の定わが子は夢中でTVを見ていました。
旅館という舞台ではなく、「幽霊」が出てくるアニメということを喜んで(^^;)
両親を交通事故で無くした「おっこちゃん」は幽霊のアドバイスを受けながら
お祖母さんの旅館「春の屋」を切り盛りしていくストーリー
過去ブログの抜粋を載せますが、
しっかりしたストーリー性があり「旅館」を知らない若い子には、
この職種を知ってもらうチャンスだと思います。
<一部抜粋> 我々旅館業の仕事や背景が鮮明に書かれています。
おまけに主人公の「おっこちゃん」は いつも「お客様に喜んでもらおう」と奔走しています。 これは旅館業のみならず宿泊業、しいてはサービス業の基本理念です。 それぞれの会社には「経営理念」というものがあるでしょうが おそらく多くの企業では「お客さまに満足していただく」という内容が 含まれているのではないかと思います。 「経営理念」とは何か困難にぶち当たっときの問題解決の糸口であると 私は考えています。行き詰まった時は経営理念を 振り返ると自ずと答えが見えてくるとさえ考えているのですが、 「おっこちゃん」は12歳になったばかりだというのに それが染みついていいるようです。
-中略ー 旅館は日本文化、和を凝縮した施設です。 これからおそらく畳を知らない、布団で寝る事を知らない、 他人に干渉されない生活を普通とする子供達がたくさん増えてくるでしょう。 それが悪いとは思いませんが、 日本の素敵な文化に浸ることを推進するような、 また自分の生まれ育った国の伝統を誇りに生きていけるような子供達が 増えてもらうには身近な「おっこちゃん」に宣伝してもらうのは 良い提案だと私も賛同します。
今年の9月には映画化もされるそうです。
「アヌシー国際アニメーション映画祭・コンペティション長編部門選出決定」されたそうですが、
なにやら「若おかみは小学生」は私の知らないところですごいブームなのではなかろうか…
私の子供の頃は「それいけ!ずっこけ三人組」「クレヨン王国」が流行っていて
読み漁りましたが、この「若おかみは小学生!」も同様なのかしら。
とにもかくにも、日本の伝統文化のひとつとして「旅館」を知ってもらうには
文庫本で大ヒットした経緯もさることながら、
アニメ化されたことで輪をかけて広く知って頂ける機会になりますね♪