梅雨時期とは思えない良いお天気だった今週月曜日。
京都市内から車で一時間強にある有馬温泉まで出向いていました。
「有馬グランドホテル」さんにて業界雑誌「HOTERES(週刊ホテルレストラン)」の取材を受けるためです。
他に大阪の「不動口館(ふどうぐちかん)」の河原さん、有馬温泉の「銀水荘 兆楽」の當谷さん
京都の「松井本館」のももちゃん、がいらっしゃいました。(写真右から)
旅館のインバウンドの状況や、人手不足に対する取組み、旅館の求められる姿など質問を頂き
4人それぞれが回答するのですが、他のお三方のお考えやご意見に大きく頷いたり、感心したり。
地域は違えども、たゆまない努力されている姿勢に 私もとても鼓舞されました。
7月四週目に掲載板開けるようですが、このホテル向けの雑誌ですが
業界の方々に「旅館」にも興味を持っていただければ幸いです。
ところで 私はプライベートで5-6年前に有馬グランドホテルさんを訪ねましたが、
当時 宿泊した部屋を出入りしてくれた客室係が男性で驚いたことを覚えています。
清潔感溢れるテキパキ動いてくれる男性スタッフを目の当たりにした時に
「あぁ、そうだ。‵仲居=女性’の枠にとらわれなくてもいいんだ!」と強く背中を押してもらい、
翌年 新門荘では初めての男性スタッフが客室係として入社するに至ったという経緯があります。
脱線しましたが、取材後は有馬グランドホテルの梶木社長のお計らいで
半年前にリニューアルなさった中の坊瑞苑の施設や新しくできた茶房(カフェ)も見学させて頂きました。
素晴らしい施設に、ついつい投資額や銭勘定をしてしまう自分に嫌気がさしましたが、
お客様目線のメンテナンスやスタッフへの細やかな環境づくりなど、すぐに実践できそうなことも含めて
とても勉強になることが多いです。
取材のお声掛けいただき、ノコノコ出向いたはずなのですが
ちょっとした勉強会の後のように清々しい気分で京都へ戻ってきました。
今年に入って、対外活動がとても増えてきましたが
お客様目線・働き手目線を問わず「旅館」という業界の認知度を高めるため、
また「旅館」という一つの文化を守っていくために地道に続けたいと思っています。