実はわたくし、先日 畏れ多くも京都府主催の「宿泊業の業務効率化を考える」というお題のセミナーに登壇しました。
20名くらいの参加者があれば十分!と本気で思っていたのに、前日に知らされたご人数は倍の40名! ご参加くださった皆様 寒い中、貴重なお時間を割いていただきました誠に有難うございました!
今回は
①「働く環境の改革」で生産性向上
②「館内の整理整頓」で生産性向上
③「マルチタスク化」で生産性向上
とテーマを決めてスライド60枚近く作りました。
年が明けて猛スピードでこれらの資料を集めて、作成しましたが、
私がこうして偉そうに登壇できるのも、私のやり方に理解して、協力してくれるスタッフが支えてくれているおかげです。
私はいわゆる「よその釜の飯を食べたことが無い」人間です。学生時代のバイト以外で務めた経験がありません。昔はそれを指摘され、今さらどうしようもない立場に狼狽したこともありましたが、その置かれた自分の立場をバネに、スタッフの気持ちに寄り添いたいと常に自分を戒めてきました。
だから人はどういう心理で働くのか、上司の指示に従うのか、迷うのか等、時間の許す限りセミナーにも参加して、私自身の人間力の向上もさることながら基礎的な知識の増強にも積極的に取り組んできました。
旅館はひとりの能力が突出していても、成り立ちえない商売です。表も裏も問わずここで働く人たちが一丸となり、お互いが助け合うことではじめて、今宵お越しいただくお客様をお迎えする商売です。
チームが一丸となる為にも、その一人一人のパフォーマンスを引き上げておくことは私の大事な役割だと思っています。
こういう登壇の機会を頂くたびに痛感することは、いま他人に発信していることは私の経過報告であって、まだまだ道半ばであるという事。
商売である以上、利益も出さなきゃいけない。企業として存在する以上、倒産させずに継続していかねばならない。
林立する宿泊産業の中生き残っていくためには、常に「変化」「変化」の連続です。だれだって変わらずに安穏と暮らすことが幸せに感じるけど、今の時代はそうしていたらおぼれ死んでしまう。
私の中ではいつもいつも焦りと不安が交錯していて、いつもいつも現状を打開しなければ!という思いでいっぱいです。去年よりもよくしなければ、先月よりもよくしなければ… そんなもがき苦しむ中で、スタッフが建設的な意見を出して現場を頑張ってくれる様をみると、光が見えるように嬉しさでいっぱいになります。
向上心だけは人一倍あります。自分に自信がつくまで、頑張っているワタシ!と自負心が持てるまでがんばるぞ!