女将のブログ

リピーター様、ご存知でした?新ルームキー!

またブログ更新が滞ってしまいましたが、
いつも目新しい物を見つけたり興味深い新聞記事を見つけたら、
とりあえず写真に撮って加工だけはしてあるんです。

だから今のところネタだけは豊富…
これは3月に撮った写真で随分前の事なのですが、
お部屋の鍵を作り変えていました。

よく見かける細長いタイプは旅館の昔ながらの定番なのでしょうか?
固定概念をとっぱらい、今回は思い切って丸型に♪

チェックイン時で鍵をお渡しするときに「あ、かわいい!」と思っていただけるように。

フロントカウンターにあるキーボックスのサイズを測り、
ぎりぎり入る大きさで作成してもらいました。

この大きさならきっと失くしません。

可愛いでしょ?

仕上がりに満足しているので、納品伝票を見ても納得でしたが
特注なのでビックリするほど高かった~(TT)

えぇ!あの四代目春団治師匠が?!

4月に外装を一新した弊館は、「こけら落とし」と言えば大層かもしれませんが、
これを機会に大きなイベントをしたいなぁ~と考えていました。

あれこれ考えた結果、ななな!なんと!
この小さな旅館にて「桂春之輔」もとい「四代目桂春団治」に
落語をしてもらえることになりました。

いや~、手前味噌ですがこれはかなりスペシャルです!

 

うちみたいな小さな旅館で、上方落語界の重鎮をお呼びできるだろうか…
悶々としていましたが、小さな旅館ならではのメリットはいろいろあります。

まず採算を考えての2回転、3回転はしません!
公演は一回こっきり! わずか40席しかご用意しません。
つまり、お客様は超間近で落語を楽しんでもらえるということです。

なんならマイク不要の距離です。
春団治師匠との記念撮影の時間も割く予定です。
師匠以外にも楽しい出演者がおられますよ!

もちろん、料理自慢の旅館ですから
きちんとご満足いただける食事もご用意します(^^)

 

↑ 4月に大阪で開催された「四代目春団治 襲名を応援する会」のパーティーにて。

最初で最後ではなかろうか… そんな思いさえよぎる一世一代の大イベント。
ぜひこの機会にほんまもんの落語を楽しんでください。

このブログをご笑覧の方のご都合がつかなければ、
是非落語好きな方、古典芸能がお好きな方へご紹介くださいませ。

日頃お世話になっているご両親や、祖父母様へのプレゼントにも最適だと思います(^^)

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素敵!ご結納!

昨日はご結納のお席がありました。

今は開催していませんが「祇園ときめきナイト」という、
リーズナブルな舞妓プランに、
初めてTさまがご参加くださったのが、かれこれ10年以上前でしょうか。

あとから知りましたが、その当時は学生でいらっしゃったそうです。
「祇園ときめきナイト」は舞妓さんを初めて見る方を対象に
徒歩2分の場所にある新橋・辰巳神社で写真撮影をして、
帰館後に私が花街や舞妓の説明をします。そして、京舞を見て頂き、
別席でご夕食…という流れでした。
他のお客様とご一緒のツアー形式で、これでおひとり6,000円。

利益度外視の企画でしたが、どのお客様にもご好評を頂いていた自慢の企画でした。
Tさまは、もう聞き飽きたのでは…??と思うような、私の説明をいつも楽しそうに耳を傾けてくださり、
他のお客様で外国人がいらっしゃった時は、通訳をして私を助けてくださったこともあります。

毎年必ず女性グループで足を運んでくださり、
社会人になられてからは、現在もある「舞妓と京の雅」プランをご利用くださっていました。

グループ内のご友人のご結婚お祝いなどで、同席していた舞妓が
リクエストの打合せ通り、サプライズのケーキを運んで行ったこともありました。

確かそのときは京都新聞が取材で来ていて、
いつぞやの夕刊の一面にドーンと掲載してもらっていました。

あの年は、あの舞妓が来ていてこんなだったなぁ~
あの年は、こんなことがあったなぁ~
…私にとって、とてもとても思い出深い大切なお客様の一人です。

そのTさまが、ゆゆゆ!結納!!

 

両家のご実家は福岡と名古屋であるのに、わざわざここ新門荘をご選定くださいました。
予約表で名前を見た時は、涙が出そうに嬉しかった…

ほんとに目を見張るような素晴らしい絽の振袖をお召で、
幾度となく舞妓宴会をしてくださったこともあり、
綺麗にまとめられた髪には、舞妓が挿す煌びやかな蝶の簪を。

いつも笑顔が素敵でしたが、今日は更に素敵な笑顔で
私まで幸せを頂きました♡

料理長も寿のお料理ということで、張り切っていました。

お二人は知恩院で仏式にて挙式なさるそうです。
どうぞどうぞいつまでもお幸せに。

そしてお子さんを授かられたら、是非また舞妓さんの宴会でいらしてください。
花街を、舞妓さんを愛していらっしゃるから
…もしも女の子を授かられたら、舞妓さんになるように育てられるかしら(^^)

お礼のお手紙は嬉しいです♪

今日、出社したらデスクに折鶴がたくさん置いてありました。

今朝チェックアウトされた修学旅行の生徒様のお部屋に置いてあったようで、
スタッフが私のところまで持ってきてくれたようです。

柄を見ると、昨日の奈良観光で購入されたの折り紙かな?
添えられた手紙も拝読しましたが、有難い限りです。
この新門荘への思いを形にしてくださって、
こちらの方が感謝の気持ちででいっぱいになります。

将来、修学旅行先が京都であったことは覚えていても
ここ祇をん新門荘に泊まったことは記憶にないかもしれません。

それでも、良いんです!

あの時泊まった宿の料理美味しかったなぁ~
従業員さんとの会話が印象にに残ってるな~
京都の修学旅行楽しかったなぁ~

私たちの宿は、この折り紙のように、素敵な思い出の一枚として重なっていれば
それで十分役割を果たせたと思っています。

今日から7月に入りましたね!
こちら京都では市内中心部アチコチで、祇園祭のお囃子の音が聞こえてきます。

やっぱりプロ!

先日、プロのカメラマンにお願いしてスタッフの写真を撮ってもらう事になりました。
畏れ多くも これまでたくさんのメディアに取り上げて頂き、いろいろなカメラマンにお会いしてきましたが、
その中でも個人的に一番腕のあるカメラマンだ!と思うA氏にお願いすることにしました。

A氏と初めてお会いしたのは3年ほど前かな? 
某化粧品の撮影でお越しになったんですが、撮影前に希望や写真の用途をじっくり聞かれたあと、
イメージされているのか目をつむってしばらく経った後
「OK!これでいきます!」とカメラを構えられます。

まるで、あのアニメの一休さんが目をつむって知恵を絞っているような。ポクポクポク・・・

そして撮影枚数は少ないのに、被写体だった私もびっくりするほど自然で綺麗に撮られていて、
あぁこれぞプロだな!と感服しました。

その時から、大勢のスタッフを撮ってもらうような時は
絶対この人にお願いしよう!と決めていました。

12人のスタッフの心を巧く掴んで、立ち位置や表情など指示してくれています。

ありがちな「左から何番目の方」や「メガネかけてる方」などと呼ばずに
「お名前は?〇〇さんですね。〇〇さん、こっち向きで!」など必ず名前を聞いておられました。
我々サービス業に従事する者が「お客様~」と呼ばずに、「〇〇様」とお呼びする感覚に近いと思います。

みんながダレないように機敏に動き、間延びしない素早い対応にも感服です。

 

 

玄関前でも撮影してもらいました。

 

 

他にも、各部署のスタッフの業務シーンや女将が製作した和装小物なども撮影してもらいました。
女性陣の化粧のりもよく(?!)、とても自然で「新門荘カラー」がよく出ている写真を撮ってもらえたと満足しています。

 

暖簾で印象が随分変わります

今年の4月1日に外観がリニューアルしました。
天気に恵まれた先日はプロのカメラマンに、2種類の暖簾をかけて撮影してもらいました。

紫色の暖簾は、私が入社する以前からかかっていたので彼是20年位前からあるのかな。
鮮やかな紫色は遠目からでもよく目立っています。
以前の茶系の外観から、黒系に変わったのでより一層映えています。

 

グレー系の暖簾は平成24年の1月に「一澤信三郎帆布」さんに制作してもらいました。
そして帆布(はんぷ)だけあって、かなり分厚く丈夫な布です。

玄関のことなのでシンプルに行くか悩みましたが、思いっきり大きな「舞妓柄」を入れて冒険しました。

本当は従来の暖簾のように紫系にしたかったのですが、
帆布にはそういった色展開はなく、灰青~薄鼠色のこの色を選択しました。

舞妓柄が入っていて、その後ろには屋号の看板もあるため
この暖簾の前に立たれて記念撮影をされるお客様が多いです。

書家としての第一人者でおられる杭迫 柏樹(クイセコ ハクジュ)先生に
書いてもらった看板が落ち着いた重厚感を出しています。

ホームページが新しくなりました!ブログもね♪

タイトル通り、ホームページが新しくなりました!

新門荘のホームページについては、かれこれ10数年は私の好みで、デザインなどの依頼をしてきました。
旧タイプのHPデザインも好きだったので、ここまで大幅なリニューアルは考えていませんでしたが、
「スマホでも見やすくするため」という旧タイプのサイトのモバイル化だけだった当初の目的が、
なんだかんだとお金をかかって、完全リニューアルに。

時流に乗って、かなりシンプルになっています。
これまでのHPをご存知の方からすれば寂しいくらいかも。
まだ未完成なので、プランご紹介などのページが変わったりしていく予定です。
 
そして、2007年に始めた私のこのブログも、システムがどうも古すぎるらしく(いや、サーバーの問題だとも)、
とにかく最近は更新するのが億劫になるほど、すぐにエラーが出たり不都合が生じていました。

HPを刷新するならば、是非このタイミングで、私のブログもすっかり変えてやろう!ということで、
最近流行(?)のWord Pressといか言うソフトウェアに切り替えました。
投稿そのものもまだまだ不慣れで、お見苦しい点もしばらく出てくるかもしれませんがご了承ください。

次回の投稿では写真も入れてみます。 (*0`∩´0*)ゞ

 

スタッフで試食と打合せ

来週、某中学校さんが修学旅行で二泊なさる予定ですが、うち一日は会席料理を食されます。
過去に一般のお客様のご宴会で、会席料理をご提供した最大数は50名弱。
今回はその倍近くのご人数です。しかも、ただ召し上がって頂くだけではなく「食」について学習して頂く機会も兼ねています。
当日慌てふためくことなく、スムーズにお料理をご提供できるように先日スタッフ全員との2回目の打合せがありました。
実際に大名膳を全部出してきて、あ~でもない、こ~でもないと何度も配置を考えました。

器はコレで上がってくるから、この話をした直後に次の料理を出して、座席の配置上こっちのグループはこの備品の向きをこうして…
意外にも細々と事前に取り決めておくことがありました。

畏れ多くも、私はお客様を前に話をする時間を頂戴しているので、資料をまとめたり、再度流れを確認したり…
いつもは行き当たりばったりで喋ることが多いのですが、今回はそうはイカナイ…  

和食って奥が深い。喋りだすと止まらない。
喋りすぎると食事の邪魔になる。
でも伝えたい、京料理の歴史。料理の技法。食事のマナーetc.

ということで、当日パニックにならないように頭を整理しているのです… (^^;)

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