若女将のブログ｜京都祗園の旅館祗をん新門荘

やっぱり京からかみ

2007.05.09 Wednesday 13:47 | posted by 新門荘の若女将より

マイブーム、それは「京からかみ」です。

以前、一部の客室の襖を「京からかみ」にした事は
お伝えしました。

上等な品物だけに金額も上等です。

だから、一度に館内の襖全てを「京からかみ」にすることは
ちょっと厳しい…

しかし、今回襖以外で遊んでみました。
エレベーター前に置いてある‘ぼんぼり’です。

ぼんぼり前.JPG

この‘ぼんぼり’はおそらく鉄筋に立て替えた時から置いてあるはずです。
形も古いし、木枠も痛んできているし…つまりダサいから
捨てようかとも思っていました。

1階ｴﾚﾍﾞｰﾀｰ前の目に入りやすい場所なので、ここに違う品を置けば
雰囲気も変わるだろうと思っていたのです。

しかし、この‘ぼんぼり’は個人的に思い出がある。
私は小学校3年生まで、この館内4階に住んでいたので、
いつも唯一のこのｴﾚﾍﾞｰﾀｰを使って部屋に上っていました。

今もおチビだが、小さな頃の私はもっとおチビで、
幼稚園や小学校でも「前にならえ」をした事がない…
いつも先頭なので手を伸ばす必要がなかったのです。
「手を腰にあてて」のポーズでした。

子供ながらに面白くないと思っており、
早くこの‘ぼんぼり’を見下ろすくらいに
背がのびないものかと思っていました。

だから、捨てるに捨てられず、ほったらかしになっていました。
ところが先日、襖の張替え等の打ち合わせで、
「京からかみ」の株式会社　丸二の専務が、提案してくださった。
http://www.maruni-kyoto.co.jp/index.html

こういうところも「京からかみ」を貼ることができます、と。
なーにぃー！！

…即決。

いつもケチで、明細の細かなところまで見て、
前と照らし合わせて少しでも違えばすぐに問い合わせするような私ですが、
こういう時は価格はどうでもいい。

期待する100％以上の仕事をしてくださるので、
そういう意味でも私は安心しきっています。

出来上がりを見て、にんまり。
ﾌﾌﾌ、いいじゃな～い♪

ぼんぼり後明るめ.JPG

いつもこの‘ぼんぼり’に対抗心を燃やしていた
私の身長は153㎝になりました。

実際よりいつも大きく見られるのは、ずばり態度がデカイからです。

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