昨日の続きですが、その前に写真をご覧いただきたい。
「京都人形」さんで販売されているモビールです。
四条河原町、哲学の道などでお店を出されており、
一部の商品は新門荘の売店にも置いておりますが、このモビールは
専売品ということで、売店には置けず…
でも可愛いから4つ購入して、飾っていました。
ところが、ある日見てみるとこの球体がぐちゃぐちゃに。元に戻りません。
紐は故意的にねじれていました。
修学旅行生です。
5月の連休明けから一般のお客様は出入りされてませんから。
そして、階段の表示パネルが外されていました。
おそらく、学生がふざけてジャンプして叩いて外れたのでしょう。
そして、天井にも故意的な穴が開けられていました。
以前も客室の天井にごっそり穴を開けられたことがあったので、
その大きさに比べれば可愛らしいものですが。
押入れの奥やトイレなどにマジックペンで落書きもされます。
この写真はペンではなく彫られています。
修学旅行生が来られると、間違いなく施設のどこかが壊され、
装飾品も無茶苦茶にされます。
以前、生徒さんにも生花の良さを感じて頂きたい、という気持ちから
全室一輪挿しを置いていた時期がありましたが、もう止めました。
ホッとしてもらうどころか、心無い生徒さんに花弁を抜かれたり、
花器を倒されたりで、私の心も踏みにじられた思いがした事が、
1回2回ではなかったからです。
それでも活けるべきだと私のプロ意識の欠如を
ご指摘されるかもしれませんが、もう一切活けないことにしました。
いつの時代の子供もやんちゃです。
ひと昔前なら、枕投げをして旅の思い出を作ろうともしたでしょう。
新門荘の宿泊中に大きな事故もなく、安全無事で良い思い出を作って
帰っていただけるのならば
少々の事なら笑って目を瞑ってあげたい。
…宿屋に生まれた娘として知らぬ間に教育されていた
そんな私の気持ちも正直薄れつつあります。
昨日のブログで書きましたが、私の中では小さな頃から
「修学旅行生は大切なんだ」という気持ちがあり続け、
社会人になってからは、来館していただくから
給与がでるんだと、昔父親に叱られた意味が良く理解でき、
自然と感謝の気持ちに変わっていました。
だから、私は従業員スタッフに
「修学旅行生を‘子供'扱いしてはいけない。
立派なお客様だ。なぁなぁの態度をするな!口の利き方に気をつけろ!」と
幾度となく注意してきました。
ところが、物は壊され、挨拶しても返事はない。
舞妓鑑賞会でも居眠りしている生徒もいる。
先生も注意しない。(いや、先生も居眠りしている)
「生徒に確認しましたが、壊していないと言っています」と平然という先生。
挨拶時にポケットに片手をいれたまま名刺を渡す校長先生。
食事の席では、おかわり!とばかりに無言で茶碗を突きつける先生。
…やり切れない思いになります。
一生懸命やったところで空回りです。
一般のお客様の割合が増えている現在、
21室しかない小さな旅館ですから、リスクは勿論ありますが、
修学旅行の受け入れを止めてしまうという選択肢もあるわけです。
昨日のブログで「新門荘は過渡期です」と書いたのは
そんな考えからです。
一般のお客様も来ていただきたい、
これまで通り修学旅行生も来ていただきたい、
それはどっちつかずの中途半端で、
いずれ、これ以上伸びきらない経営になるでしょう。
でも、時々そんな迷いを払拭させてくれる学校が来館してくださいます。
校長先生が何も言わずとも、きちんと生徒の様子を見守り
「挨拶はきちんとしろ!!」と躾ける先生。
何か壊しても自らきちんと謝罪しにきてくれる生徒さん。
先日、学校の先生の怒鳴り声が館内に響き渡り
事務所まで聞こえていました。
実に清清しい!!
保護者がうるさくて叱る事さえも躊躇する先生が多い中、
きちんとバッシっと注意する先生は素敵だ。
思わず私も自分の怠惰な生活について叱られに行こうかと思ったぐらい。
落書きをして、やりたい放題、バカ騒ぎをすることが
思い出作りではないのだ。
寝食を共にする事で、団体生活の重要性を学び
地元を離れて、同じ日本でもこんなに文化の違いがあるのだと視野を広げ、
訪れた地域の人間と会話を持つ。
これが「修学旅行」の本分ではなかろうか。
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★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。
「京都人形」さんで販売されているモビールです。
四条河原町、哲学の道などでお店を出されており、
一部の商品は新門荘の売店にも置いておりますが、このモビールは
専売品ということで、売店には置けず…
でも可愛いから4つ購入して、飾っていました。
ところが、ある日見てみるとこの球体がぐちゃぐちゃに。元に戻りません。
紐は故意的にねじれていました。
修学旅行生です。
5月の連休明けから一般のお客様は出入りされてませんから。
そして、階段の表示パネルが外されていました。
おそらく、学生がふざけてジャンプして叩いて外れたのでしょう。
そして、天井にも故意的な穴が開けられていました。
以前も客室の天井にごっそり穴を開けられたことがあったので、
その大きさに比べれば可愛らしいものですが。
押入れの奥やトイレなどにマジックペンで落書きもされます。
この写真はペンではなく彫られています。
修学旅行生が来られると、間違いなく施設のどこかが壊され、
装飾品も無茶苦茶にされます。
以前、生徒さんにも生花の良さを感じて頂きたい、という気持ちから
全室一輪挿しを置いていた時期がありましたが、もう止めました。
ホッとしてもらうどころか、心無い生徒さんに花弁を抜かれたり、
花器を倒されたりで、私の心も踏みにじられた思いがした事が、
1回2回ではなかったからです。
それでも活けるべきだと私のプロ意識の欠如を
ご指摘されるかもしれませんが、もう一切活けないことにしました。
いつの時代の子供もやんちゃです。
ひと昔前なら、枕投げをして旅の思い出を作ろうともしたでしょう。
新門荘の宿泊中に大きな事故もなく、安全無事で良い思い出を作って
帰っていただけるのならば
少々の事なら笑って目を瞑ってあげたい。
…宿屋に生まれた娘として知らぬ間に教育されていた
そんな私の気持ちも正直薄れつつあります。
昨日のブログで書きましたが、私の中では小さな頃から
「修学旅行生は大切なんだ」という気持ちがあり続け、
社会人になってからは、来館していただくから
給与がでるんだと、昔父親に叱られた意味が良く理解でき、
自然と感謝の気持ちに変わっていました。
だから、私は従業員スタッフに
「修学旅行生を‘子供'扱いしてはいけない。
立派なお客様だ。なぁなぁの態度をするな!口の利き方に気をつけろ!」と
幾度となく注意してきました。
ところが、物は壊され、挨拶しても返事はない。
舞妓鑑賞会でも居眠りしている生徒もいる。
先生も注意しない。(いや、先生も居眠りしている)
「生徒に確認しましたが、壊していないと言っています」と平然という先生。
挨拶時にポケットに片手をいれたまま名刺を渡す校長先生。
食事の席では、おかわり!とばかりに無言で茶碗を突きつける先生。
…やり切れない思いになります。
一生懸命やったところで空回りです。
一般のお客様の割合が増えている現在、
21室しかない小さな旅館ですから、リスクは勿論ありますが、
修学旅行の受け入れを止めてしまうという選択肢もあるわけです。
昨日のブログで「新門荘は過渡期です」と書いたのは
そんな考えからです。
一般のお客様も来ていただきたい、
これまで通り修学旅行生も来ていただきたい、
それはどっちつかずの中途半端で、
いずれ、これ以上伸びきらない経営になるでしょう。
でも、時々そんな迷いを払拭させてくれる学校が来館してくださいます。
校長先生が何も言わずとも、きちんと生徒の様子を見守り
「挨拶はきちんとしろ!!」と躾ける先生。
何か壊しても自らきちんと謝罪しにきてくれる生徒さん。
先日、学校の先生の怒鳴り声が館内に響き渡り
事務所まで聞こえていました。
実に清清しい!!
保護者がうるさくて叱る事さえも躊躇する先生が多い中、
きちんとバッシっと注意する先生は素敵だ。
思わず私も自分の怠惰な生活について叱られに行こうかと思ったぐらい。
落書きをして、やりたい放題、バカ騒ぎをすることが
思い出作りではないのだ。
寝食を共にする事で、団体生活の重要性を学び
地元を離れて、同じ日本でもこんなに文化の違いがあるのだと視野を広げ、
訪れた地域の人間と会話を持つ。
これが「修学旅行」の本分ではなかろうか。
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