新門荘の建物は昭和55年に鉄筋に建てかえられました。
よって、現在建築では考えられないほど廊下の天井は低いし、
当時は修学旅行生の受入を考慮して建築されたので、
非常に単純構造! つまり、面白くないのです。
以前アンケートにも書かれた事があります。
「廊下が暗くて怖い」
……確かに。
と、いうことでゴールデンウィークに廊下と壁の色を塗り替え、
さらに昨日、廊下の装飾をしました。
信頼できるコーディネータに依頼して、
「祇園らしく華やかなイメージでまとめてくだちゃい♪」とだけ
注文をつけさせていただいた。
最近、京都市内ではちりめんを使った可愛らしい人形や小物のお店を
よく見かけるようになりました。
可愛らしいから私もついつい店に吸い寄せられて手に取るものの
なに一つ買ったことがない。
どうやら、ちりめん小物は可愛いけど私の好みではないようだ。
あからさまにちりめんを使ったおさるさんの人形や
アクセサリー・櫛、かばんなどは苦手だな。
だから、「‘抽象的な’華やかなイメージ」でお願いしたのです。
現在の新門荘は女性のみをターゲットにしている旅館ではなく
10名を超える男性のグループも来ていただくし、
お年寄りのお客様にもお越しいただく。
100%万人受けするデザインはないでしょうが、
少なくとも私自身は満足して、飽きない装飾。これ大事!
話はそれますが、某設計士の講演会を拝聴した時に
彼は「お客様の好みの宿」よりも「オーナーの好みの宿」つくりを
念頭に置いているそうです。
理由を要約すると
オーナー自身が満足する館は、自信を持って仕事ができるとのことらしい。
そんなん当たり前やーん!と思いましたが、
どうやら一昔前では受け入れられない考え方だったようです。
実際、新門荘の建物もそうですからね ノ(´д`)
お客様好みの宿にしてしまうと、全国似たり寄ったりで
これまた面白みがなくなる。
モダン建築が好きな人、数奇屋造りの宿が好きな人、
大正ロマン風の装飾が好きな人、シンプルな無機質スタイルを好む人、
畳スタイルが好きな人、ローベットのある部屋が好きな人…etc
同業者からよく「床の間がない」とか「窓際に椅子がない」などと
お怒りの方もいらっしゃると聞くが、それらが必要って誰が決めた?
床の間があれば部屋の格があがり、
窓際に椅子があれば仲居が料理の準備をする時の逃げ場所になる。
でもそれも、年代や食事提供法によって決まりきったものでなくなる。
規定概念で自分の好みを押し付けてはいけない。
自分の価値観から、宿の個性を潰すような発言はいけない。
自由に感想を述べることと、
「こうあるべき」と苦情として宿に残す事は全く違うことだと思います。
自戒も込めて、「こういうタイプもあるんだな」と
包容力を持ちたいものです。
時代の流れとともにデザイン性も多岐に渡るものである。
そして、宿泊料金に見合うようにみな努力しているものです。
これだけ多くの宿泊施設があるのだから、
お客様がストレスを感じず、自分の居心地が良い、
お気にいりの宿をみつければよい、と思う。
いま宿泊施設は客層ターゲットを絞って、
様々な個性のあるスタイルが増えてきています。
翻って、経営者の好みやセンスを
前面に汲み取ってくれる建築設計士やコーディネーターは有難い。
だから私は素敵なコーディネーターと知り合いになれて幸せです。
さぁ、脱線しすぎましたが、まずはお二階。
壁のファブリックウォールは私の一番のお気に入り。
これ大好き。もう一個作ってもらって、自宅に飾ろうかしら。
アンティークの帯地だそうです。
反対側には「ミニ自動つくばい」
静かな水の音色が心地良いです。
そして、三階。
各階には椅子を配置しましたが、布地のデザインが素敵ね。
四階はシックです…なんと和ダンスも廊下にあります。
狭い廊下が一段と狭くなりましたが、随分と廊下が明るくなりました。
ちなみに修学旅行生が泊まられても、
装飾品はそのままにします。撤去しません。
取り外しがめんどくさいから。
……じゃなくって、学生の皆様も京都らしさを味わってね☆
そして、宿での滞在時間が楽しいものでありますように。
宿全体に統一感があれば故意的に潰す生徒は
いらっしゃらない、と信じています。
こんなに装飾の多い‘修学旅行屋’旅館は他にないでしょう。
と、自負しております。
ブログ更新に勉励します☆ クリックしてくださいね♪
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。
よって、現在建築では考えられないほど廊下の天井は低いし、
当時は修学旅行生の受入を考慮して建築されたので、
非常に単純構造! つまり、面白くないのです。
以前アンケートにも書かれた事があります。
「廊下が暗くて怖い」
……確かに。
と、いうことでゴールデンウィークに廊下と壁の色を塗り替え、
さらに昨日、廊下の装飾をしました。
信頼できるコーディネータに依頼して、
「祇園らしく華やかなイメージでまとめてくだちゃい♪」とだけ
注文をつけさせていただいた。
最近、京都市内ではちりめんを使った可愛らしい人形や小物のお店を
よく見かけるようになりました。
可愛らしいから私もついつい店に吸い寄せられて手に取るものの
なに一つ買ったことがない。
どうやら、ちりめん小物は可愛いけど私の好みではないようだ。
あからさまにちりめんを使ったおさるさんの人形や
アクセサリー・櫛、かばんなどは苦手だな。
だから、「‘抽象的な’華やかなイメージ」でお願いしたのです。
現在の新門荘は女性のみをターゲットにしている旅館ではなく
10名を超える男性のグループも来ていただくし、
お年寄りのお客様にもお越しいただく。
100%万人受けするデザインはないでしょうが、
少なくとも私自身は満足して、飽きない装飾。これ大事!
話はそれますが、某設計士の講演会を拝聴した時に
彼は「お客様の好みの宿」よりも「オーナーの好みの宿」つくりを
念頭に置いているそうです。
理由を要約すると
オーナー自身が満足する館は、自信を持って仕事ができるとのことらしい。
そんなん当たり前やーん!と思いましたが、
どうやら一昔前では受け入れられない考え方だったようです。
実際、新門荘の建物もそうですからね ノ(´д`)
お客様好みの宿にしてしまうと、全国似たり寄ったりで
これまた面白みがなくなる。
モダン建築が好きな人、数奇屋造りの宿が好きな人、
大正ロマン風の装飾が好きな人、シンプルな無機質スタイルを好む人、
畳スタイルが好きな人、ローベットのある部屋が好きな人…etc
同業者からよく「床の間がない」とか「窓際に椅子がない」などと
お怒りの方もいらっしゃると聞くが、それらが必要って誰が決めた?
床の間があれば部屋の格があがり、
窓際に椅子があれば仲居が料理の準備をする時の逃げ場所になる。
でもそれも、年代や食事提供法によって決まりきったものでなくなる。
規定概念で自分の好みを押し付けてはいけない。
自分の価値観から、宿の個性を潰すような発言はいけない。
自由に感想を述べることと、
「こうあるべき」と苦情として宿に残す事は全く違うことだと思います。
自戒も込めて、「こういうタイプもあるんだな」と
包容力を持ちたいものです。
時代の流れとともにデザイン性も多岐に渡るものである。
そして、宿泊料金に見合うようにみな努力しているものです。
これだけ多くの宿泊施設があるのだから、
お客様がストレスを感じず、自分の居心地が良い、
お気にいりの宿をみつければよい、と思う。
いま宿泊施設は客層ターゲットを絞って、
様々な個性のあるスタイルが増えてきています。
翻って、経営者の好みやセンスを
前面に汲み取ってくれる建築設計士やコーディネーターは有難い。
だから私は素敵なコーディネーターと知り合いになれて幸せです。
さぁ、脱線しすぎましたが、まずはお二階。
壁のファブリックウォールは私の一番のお気に入り。
これ大好き。もう一個作ってもらって、自宅に飾ろうかしら。
アンティークの帯地だそうです。
反対側には「ミニ自動つくばい」
静かな水の音色が心地良いです。
そして、三階。
各階には椅子を配置しましたが、布地のデザインが素敵ね。
四階はシックです…なんと和ダンスも廊下にあります。
狭い廊下が一段と狭くなりましたが、随分と廊下が明るくなりました。
ちなみに修学旅行生が泊まられても、
装飾品はそのままにします。撤去しません。
取り外しがめんどくさいから。
……じゃなくって、学生の皆様も京都らしさを味わってね☆
そして、宿での滞在時間が楽しいものでありますように。
宿全体に統一感があれば故意的に潰す生徒は
いらっしゃらない、と信じています。
こんなに装飾の多い‘修学旅行屋’旅館は他にないでしょう。
と、自負しております。
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