「私なりに」

新門荘で働くスタッフを呼び出して二人きりで話す事があります。

これは少し前の話ですが、
仕事の姿勢などに対して注意するとこう言う人がいました。
一人、二人ではなく過去に何人も。

「私なりに一生懸命やっているんですが…」



私の嫌いな言葉は「一生懸命」です。

あえてこの言葉を使うなら、
常々仕事とは給料を貰っている以上「一生懸命」取り組む事は
当たり前だと思っています。


だからといって、
お客様はスタッフの「一生懸命さ」を見に来ているわけではない。

少なくとも接客では最低限の仕事をクリアしてこそ意味をなす言葉であって、
「一生懸命」という言葉だけで、自分の能力不足を誤魔化してはいけない。
実益をともなわない見せかけの「一生懸命」は必ずボロが出ます。

ましてや「私なり」なんて言葉が出てくるような
中途半端な仕事はしてほしくない。

だから「私なりに一生懸命やってるんですが」なんて言い訳をされたら

(こいつ、仕事をなめとんな)と思ってしまうわけです。

お上品な言葉で通訳すると
(こちらのお方、お仕事をなめていらっしゃるわね)…ん?上品じゃないな。


ちなみに私の好きな言葉は「適当」

これは高校時代から言い続けています。
いつも真面目な私はこれくらいの気構えでちょうどバランスが取れるのです。
……なんてね。

単になんでもガチガチが苦手なだけでーす♪




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