若女将のブログ｜京都祗園の旅館祗をん新門荘

９月の舞妓かんざし

2007.09.03 Monday 16:46 | posted by 新門荘の若女将より

気が付けば９月に入っていました。

月末にはショーウィンドの舞妓のかんざしを変えるのですが、
今月は３日遅れてしまいました…

遅れてかんざしを変えることは初めてです。反省。

かんざしを変える仕事も５年目に入りました。
12×5＝60　！！　
そうかー　60回もかんざしを取ったりつけたりしてるのか。

600回になったら、また同じ事を書こう。
……ん？？45年先です。　多分私、死んでます（ＴＴ）

さておき、舞妓さんのかんざしは毎月1日に変わることは
ご存知の方も多いと思います。

かんざしは、だいたいその月を代表するような
和花をイメージしているようです。

それでは問題です。

上写真の先月8月のかんざしは何をイメージしたものでしょうか。

…「すすき」です。

あるお客様は「花火」と仰ってましたが、
私も正解を知らなければそう答えていたかもしれません。

銀色が使われており、涼しげな印象を持ちますね。

でも、この「すすき」かんざしは
他の月のかんざしの材料である和紙ではないのでとても痛い。

舞妓さんも言ってました。
「8月のかんざしは頭に刺さるから痛いです」って。

さて、今月９月は私の好きな花でもある「ききょう」です。