コンプライアンス

昨日、「旅館・ホテルにおけるコンプライアンス」という題目の
勉強会へ参加してきました。


コンプライアンスとは法的遵守のことです。

企業も社会構成員の一員だから、
世に存在するあらゆる法律をきちんと守らなければならない。


当たり前の事のように聞こえますが、
昨今の企業の不祥事(食品の偽装・保険の未払い・リコール隠蔽等)
をみれば、一昔前のように楽観視できないかお分かり頂けるかもしれません。

法律絡みの内容ですから、この勉強会は弁護士が講演されていました。


例えば、、道交法の改正により
飲酒運転の罰則がより厳しくなりました。

車で来ていると分かっているお客さんにアルコールを提供すると
店側も加担者として罰則を受けます。

旅館もご多分に漏れず、です。

秋が終われば忘年会シーズンに入りますが、
30人、40人と来られる団体のお客様にも確認を取らなければなりません。

仮に交通事故が起こり、裁判沙汰になった場合

「代行車を手配いたします、と言ったのですが断られました」

と意義申し立てをしても
裁判所はすんなり受け入れてくれないだろう、という事です。

実際、大勢にいちいち確認がとれません!と現状を訴えても
最悪、命を落とされた被害者側にとっては
故意的ではないにしろ、店側も犯罪に加味していると考えるでしょう。


フロント係が気が弱くて、お客様をお止できませんでした〜…では済まない。

つまり、企業側のコンプライアンスの意識の元に
あらゆることを想定して指導教育をしていかなければならないわけです。


何か起こったときに、

「客商売であるからお客様とは穏便に事を進めていきたい」

と、いう強い気持ちだけでは現実はいかないということです。
客商売であると同時に
社会性のある企業としても物事を進めなくてはいけない。


しかしながら、
‘突っ込まれるのが嫌だから事前に策を練っておこう’という
考え方はそもそもおかしな事で、
万が一お客様がこうなられたら不憫だから、心配だから…という思いが
ゆくゆくは「コンプライアンス」に繋がればいいのですが。
                         (…理想論ですね)



少し脱線しますが、個人情報保護法という観点から
宿帳に書かれた住所宛にお礼状を書いて送ると、

「ワシは宿に宿泊するために記帳したのであって、
それ以外に利用されても困る!」

と怒る人もおられるとか。


これに限らず、一握りの人間の言動とはいえ
なんだか一昔前では考えられない事が起こっている現状や
昨今の世間一般のモラルの低下も
「コンプライアンス」意識を高めなければならない要因でもあるようです。



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