舞妓とデート

先日、舞妓さんと一緒にランチをとってきました。

気さくな子で、以前から何度も「ご飯食べにいきましょーよ」と
言われていましたので…

食べにいきましょーよ!と誘われていてもお金を払うのは私です。
まぁ、彼女より年上だから当たり前ですが。



さて、芸妓・舞妓が活躍する花街では「ごはん食べ」という習慣があります。

誤解を恐れず言うと、
ホステスさんやキャバ嬢との「同伴」みたいなもんです。

食事代は100%こちらが支払いますし、
ホステスの場合はそのまま一緒にお店に出勤…ですが、
花街の場合、この「ごはん食べ」の時間も
お茶屋さんにお金(お花代)を支払う事になります。

しかしながら、明らかにホステスなどの「同伴」と違うところは
私のように女性が「ごはん食べ」に連れていっても不自然ではない事です。

もともと「ごはん食べ」は小さな舞妓さん達の‘勉強のために’、
お客さんが連れていってあげるのです。

一流の料亭の料理・器・しつらえ・接客を体験させてあげるわけです。
また、料理ばかりでなく歌舞伎を見に連れたりなど
芸の肥やしのために視野を広めさせてあげるのです。

面倒見がいいというか、羽振りのいいお客さんは今も昔も存在するようです。

単に舞妓さんを連れ歩いている自分に陶酔している
おバカなお客もいるようですが…


まぁ私は、数万の花代+食事代を払ってまで
「ごはん食べ」に連れていってあげようというほど
甲斐性もないし、花街好きではありません。

舞妓さんと二人っきりで話をしたいと思う人からすると
私みたいに舞妓さんから誘われて、ふらりと一緒に出かける事は
羨ましがられるかもしれませんね。


さて、私はその舞妓さんをデビュー(店出し)当初から知っています。
今や彼女は花街で長老組の舞妓だそうです。

長老と言っても今年21歳の子ですが。

お花代がかからない=素の自分に戻れる、という事で
彼女も気楽だったと思います。

ぶっちゃけトークばっかりでした。
過激すぎてこのブログでは書けません。(TT)

相当、ストレスが溜まっているようでした。若いのに…大変ね。
真面目な彼女は下っ端の舞妓さんの出来の悪さに辟易しているようです。

正直、彼女のように天狗にならずにしっかりした舞妓が
もっと増えればいいのにと思います。



たまには近いようで遠い世界の人と話をするのも面白いもんです。
OL友人のくだらない仕事の愚痴を聞かされるより、よっぽど楽しかったです。



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祇園だもん、舞妓さん | comments (0) | trackbacks (0)

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