和紙照明 堀木エリ子さん

風邪を引きました。(少し前も同じような事を書いた気がする…)

咽喉が痛み、鼻声になったので
昨日の午後には病院で早々に点滴を打って薬を飲み、22時には就寝。

しかし今朝も体調良くならず、悩みました。


なぜなら、今日は粋人会の忘年会が嵐山の「渡月亭」さんにてあるからです。


そして、その前には「堀木エリ子」さんという
和紙照明クリエイターの太秦にあるショールームに行く予定です。

しかもそのショールームに行きませんか?と皆さんに声をかけたのは私…
                               (TωT)


だからドタキャンするわけにはいきません。
そして楽しみにしていた美味しい懐石料理が食せないのは悲しい!

這ってでも行かなければ!!

無理やりうどんを流し込み、薬を飲んでもう一度14:30まで寝ました。
それでもまだ38度の微熱はありましたが、あとは気合です。( ̄人 ̄)」



…鼻水ズルズルで向かいました。



さて、「堀木エリ子」さんは
成田国際空港のロビー照明や数々の有名店舗、
また関西では大阪のそごう心斎橋店のエントランス照明を手がけられた
和紙の革新的技術を開発している女性です。


某お世話になっている方から、是非とも彼女のショールームに行って
勉強してきなさいと勧められていました。

ちょうど今日の忘年会会場の渡月亭さんは嵐山=西の方面、
ショールームも太秦=西の方面。


チャンス!と思い見学希望のメールを送りました。

和紙1.JPG


45分ほどかけてご説明します…と知らされていたので、
てっきり館内を歩いて一つずつの作品の紹介かと思っていました。

ところが写真のようにカーテンレール状の和紙を一枚ずつ手前に出して、
照明の当て方を変えて、じっくり解説をして頂けました。
おかげで、和紙の様々な表情を拝見する事ができました。

和紙2.JPG

和紙3.JPG


↑ 二枚の写真は同じ和紙ですが、照明の当たり具合で
                    全く違うものに見えます。

銀箔を和紙に刷り込ませたり、人工的な要素よりも水という自然の力によって
その表情は自在に作られます。

16m×8mという大きすぎるほどの和紙をすく技術は彼女のアトリエの
最大の強みでもあるようです。

たしかにこれまでの「和紙」といえば、
せいぜい襖紙ほどの大きさしかイメージできません。

また大きくすればするほど、垂らした和紙は湿気を吸って
曲がってしまう恐れもあります。

parupu.JPG

しかしながら、アルミパイプを巧みに和紙に織り交ぜることによって
その自然現象の婉曲を抑える事ができるのです。

なるほど、近くで見るとそのパイプがはっきり見えました。

また、「和紙」というとその名のとおり「和」のイメージが強いのですが、
洋風のカーテン状を取り込まれている家庭もあるようです。

洋風カーテン.JPG


赤丸の印をUP で見てみましょう。


洋風カーテンUP.JPG


ん〜… まさしく芸術です。


伝統的なこれまでの和紙の概念を見事に裏切ってくれた事で、
大きな建物や人の体のような曲線のオブジェなど様々なコラボレーションが
生まれているようです。


これら和紙のすごさは写真では伝わりません。

私自身、インターネットで見たときはピンときませんでしたが、
「あ、そごう心斎橋のエントランスの照明も彼女の作品だったのか!」と
思い出したときにはそのすごさをようやく痛感できたのでした。

併せて、今日のショールーム見学で
光の当たり具合での表情の豊かさに感嘆を覚えた次第です。


パンフ.JPG


偶然にも明後日12月30日から
1月20日まで大阪そごう心斎橋店で展覧会があるようです。

お近くの方、お時間のある方は是非行かれることをお薦めします。



さて、6人での忘年会は無事終わり二次会へ移ることに。

今度は北山の「山花」というbarです。
ここは唐長のからかみを取り入れたインテリアという事で、
それを見る目的もあり、22時ごろ到着しました。

みんな、入り口で立ち止まってあーだ、こーだ喋っているので
なかなか中へ入りません。
その光景を客観的に見ていると思わず笑ってしまいました。


我々は30代(一部20代)のばか者、いえ、若者ばかりですが
経験地が少ない故に、惜しみなく情報の提供をして
また一見旅館経営に関係なさそうな事でもアンテナを大きく広げる事には
非常に貪欲です。

皆、感性を伸ばす事がゆくゆくは旅館という商売に繋がると確信しています。

そして、その集まりが「粋人会」です。

第一回目の集まりから早1年。


この会の結成が私の成長にとって、
大きなプラス要因となっているのは間違いなく、
来年もこの粋人会を通して自分を高められ、
そして同時に視野が広まる事がとても楽しみです。





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