京の冬の旅・智積院

定期観光バス、「京の冬の旅」の試乗会についてのブログは
とうとう4日目の最終を迎えます。


【智積院(チシャクイン)】

真言宗の総本山で、戦国時代の最盛期は6,000人もの修行僧がいたそうです。

智シャク院.JPG

こちらでは非公開文化財特別公開として
長谷川等伯の「楓図」、
息子 長谷川久蔵の「桜図」の障壁画を見学できます。


どちらも国宝で、厳重なセキュリティーの収蔵庫に保管されています。

下の写真はレプリカです。

長谷川.JPG

本物はさすがにここまで鮮明ではなく
時代の重みを感じさせる色合いになっています。

しかしながら、25歳で息子が「桜図」を描き翌年急逝し、
菩提を弔うために父、等伯が描いた「楓図」はともに
まばゆいばかりの色彩で桃山文化の傑作だと納得させる迫力があります。


これら障壁画は豊臣秀吉が
3歳で死去した息子・鶴松の菩提のために建てた
祥雲寺の客殿を飾っていたものだそうです。




また、利休好みとされる名勝庭園も見所のひとつです。

庭.JPG


智積院は七条通りに面しています。
5分圏内に三十三間堂がありますから、
定期観光バスではなく個人で訪れる際は
           どちらも見学される事をお薦めします。



最後に「定期観光バス」そのものの感想ですが、
個人的には非常にお薦めです。(京都市観光協会の回し者ではありません)

約6時間で4箇所の寺院を巡りましたが、
拝観料は@600×3+@800×1=2600円。
昼食代はおそらく3500円相当。

(御所を中心に見た場合、)
北西から南東までを個人で移動しようとすると
公共交通では時間の配分に難儀するでしょうし、
自家用車だと駐車場代が拝観料と同じくらいかかります。

そうすると9,000円の料金は一見高そうに感じますが、
総合的に考えると観光バスで非公開文化財を一度に4箇所も見学できることは
非常に値打ちのあるものに思えます。



京都へ来て、翌日にどうしても外せない予定がない限りは
前日に旅館・ホテルの宿泊施設に代理依頼を申し出て
チェックアウトを済ませ、京都駅のロッカーに荷物を預けて観光バスに乗り込み
16時過ぎの新幹線等に乗り込んで帰宅する・・・

ん〜 完璧なスケジューリング!  (^ω^*))((*^ω^)






◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「京の冬の旅」  非公開文化財特別公開

期間: 平成20年1月12日(土)〜3月18日(火)

時間: 9:40 京都駅八条口出発
    9:45 京阪三条出発
   10:10 京都駅烏丸口出発   約6時間

料金: みやびコース ¥9,000(各拝観料・昼食代込)

予約: 定期観光バス予約センター(7:40〜20:00)
 075-672-2100


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なお、個人で非公開文化財を訪ねる事も可能です。

◆◆◆ 知積院 ◆◆◆

期間: 平成20年1月12日(土)〜3月18日(火)

    ※但し、3月5日〜12日は休み

時間: 10時〜16時(受付終了)

拝観料: 800円

住所: 東山区東大路七条下がる

交通: 市バス「東山七条」から徒歩3分
    京阪電鉄「七条京阪」から徒歩15分

問合せ:  京都市観光協会 075-752-0227
 



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