2月22日。今日は「猫の日」だそうです。
にゃーにゃーにゃー
・・・・・・なるほどね。
さて、今から4年前の今日、
テレビ東京系列の「美人女将のいる宿」という番組に
出演させていただきました。
話がきた時はかなり悩みました。
というのも、
一.過去に「全然美人ちゃうやん!」「ただのオバハンやんっ!」と
番組に何度も突っ込んでた私が
出演するという事はなんとも気が引けるから・・・ お下品で御免あそばせ。
(もっとも、「美人」や「天才」等の冠は
視聴率UPに繋がる単なる引付けの言葉であると今は理解していますが)
二.今でこそ露出する事も仕事だと割り切ろうと思うようにしていますが
意外に思われるでしょうが、
元々私は目立ちたがり屋ではではありません。
(言動が激しいので意に反して目立つ事はありますが)
三.‘女将’と言われる事、その肩書きが非常に抵抗がある事。
四.当時新門荘はハード面もソフト面も全く成り立っておらず、
TV効果で来られたお客様はきっとがっかりされるに違いない。
末永いリピーターには繋がらないと思っていた。
そんな思いから確かはじめは
「私よりも適任の方がいらっしゃるはずです」とお断りしたはずです。
しかしながら結果的には
当時の会社の宣伝になるかもしれないと考え直し、
(経緯は忘れましたが)OKさせて頂きました。
撮影は丸三日間でした。密着です。
レポーターは俳優の田中健さんがいらっしゃいました。
当時のマンションには来て欲しくないとお願いしていたのですが、
番組の構成上外せないからと説得されたり、
同じ映像・ポーズを違う角度から何度も撮影したり、
あーテレビってこうやって作られるのか・・・と
感心したり、冷静に考えさせられる事もありました。
出来上がりには正直驚きました。
「独身」が全面的にUPされ、「若さ」もクローズアップです。
大学を卒業して間がない若さで母親が病気で倒れ、
分からないながらも旅館業に奔走している…
という事実にインパクトがあったようで、
他の出演の方よりも時間が割かれており上手く編集されていました。
上手く編集されているという事はそれだけ目立ってしまったということです。
全国ネットですから、大変な反響を頂戴しました。
後日TV局側にも電話が殺到したと聞きました。
また、これをきっかけに新門荘の舞妓プランを知っていただき
多くの方がお客様としてお見えくださいました。
当時の経営不振を打破するために
一時的でもいいから会社の利益のために・・・との考えは功を奏しました。
しかしながら、
自分が思い描く経営路線からどんどん外れていくことになり、
精神的に悩む事も多くなりました。
また、ただのド素人の出演なのに
卑猥な電話は幾度となくかかってきましたし、
演出としてアップされた‘独身’を真に受けて
「交際を」「結婚を」的な手紙も何通もきました。
宗教勧誘の手紙まで頂戴しました。
あげく、どうやって調べだしたのか実家にまで怪しい手紙が
届いていた事もありました。
これをきっかけに世の中には暇な人間がいるんだなーとある意味感心し、
わけのわからん人間がいるんだと痛感したので、
現在の私はちょとやそっとの変わった人間には動じなくなりました。
私の思い描く経営は私が表に出ずとも
「どんな人がオーナーだろう」
「いいセンスをしている館主だな」などと
経営者を想像してもらえるような旅館作りを目指していきたかったのですが、
この番組出演をきっかけに当面は断念せざるを得なくなりました。
というもの、相次いでTVの取材をしていただく事に恵まれたからです。
四択のクイズの正答に準じて最高1000万円の賞金がもらえる某番組の
出演依頼までも二回頂きました。(旅館の宣伝効果は薄いと考えお断り)
またある時は、私が手際よくピンマイクをつけるので、
ある番組のスタッフからは「よくTV出てるんですね」と
サクッと嫌味を言われちゃいました。(^^;)
4年前のTV出演をきっかけに環境が変わり、考え方も変わりましたが、
何よりも私自身の仕事に対しての意識が変わりました。
ですから、全国の旅館から私を見つけてくださった番組、
当時の女性プロデューサーをはじめ親切なスタッフの方々には
とても感謝してます。
取材の最終日に田中健さんとスタッフの皆さんとで
撮った写真は今も大切に残しています。
先日、事務所の整理をしている時に
制作会社から送っていただいたVTRを見つけて
ふと懐かしく思い出したのでした。
にゃーにゃーにゃー
・・・・・・なるほどね。
さて、今から4年前の今日、
テレビ東京系列の「美人女将のいる宿」という番組に
出演させていただきました。
話がきた時はかなり悩みました。
というのも、
一.過去に「全然美人ちゃうやん!」「ただのオバハンやんっ!」と
番組に何度も突っ込んでた私が
出演するという事はなんとも気が引けるから・・・ お下品で御免あそばせ。
(もっとも、「美人」や「天才」等の冠は
視聴率UPに繋がる単なる引付けの言葉であると今は理解していますが)
二.今でこそ露出する事も仕事だと割り切ろうと思うようにしていますが
意外に思われるでしょうが、
元々私は目立ちたがり屋ではではありません。
(言動が激しいので意に反して目立つ事はありますが)
三.‘女将’と言われる事、その肩書きが非常に抵抗がある事。
四.当時新門荘はハード面もソフト面も全く成り立っておらず、
TV効果で来られたお客様はきっとがっかりされるに違いない。
末永いリピーターには繋がらないと思っていた。
そんな思いから確かはじめは
「私よりも適任の方がいらっしゃるはずです」とお断りしたはずです。
しかしながら結果的には
当時の会社の宣伝になるかもしれないと考え直し、
(経緯は忘れましたが)OKさせて頂きました。
撮影は丸三日間でした。密着です。
レポーターは俳優の田中健さんがいらっしゃいました。
当時のマンションには来て欲しくないとお願いしていたのですが、
番組の構成上外せないからと説得されたり、
同じ映像・ポーズを違う角度から何度も撮影したり、
あーテレビってこうやって作られるのか・・・と
感心したり、冷静に考えさせられる事もありました。
出来上がりには正直驚きました。
「独身」が全面的にUPされ、「若さ」もクローズアップです。
大学を卒業して間がない若さで母親が病気で倒れ、
分からないながらも旅館業に奔走している…
という事実にインパクトがあったようで、
他の出演の方よりも時間が割かれており上手く編集されていました。
上手く編集されているという事はそれだけ目立ってしまったということです。
全国ネットですから、大変な反響を頂戴しました。
後日TV局側にも電話が殺到したと聞きました。
また、これをきっかけに新門荘の舞妓プランを知っていただき
多くの方がお客様としてお見えくださいました。
当時の経営不振を打破するために
一時的でもいいから会社の利益のために・・・との考えは功を奏しました。
しかしながら、
自分が思い描く経営路線からどんどん外れていくことになり、
精神的に悩む事も多くなりました。
また、ただのド素人の出演なのに
卑猥な電話は幾度となくかかってきましたし、
演出としてアップされた‘独身’を真に受けて
「交際を」「結婚を」的な手紙も何通もきました。
宗教勧誘の手紙まで頂戴しました。
あげく、どうやって調べだしたのか実家にまで怪しい手紙が
届いていた事もありました。
これをきっかけに世の中には暇な人間がいるんだなーとある意味感心し、
わけのわからん人間がいるんだと痛感したので、
現在の私はちょとやそっとの変わった人間には動じなくなりました。
私の思い描く経営は私が表に出ずとも
「どんな人がオーナーだろう」
「いいセンスをしている館主だな」などと
経営者を想像してもらえるような旅館作りを目指していきたかったのですが、
この番組出演をきっかけに当面は断念せざるを得なくなりました。
というもの、相次いでTVの取材をしていただく事に恵まれたからです。
四択のクイズの正答に準じて最高1000万円の賞金がもらえる某番組の
出演依頼までも二回頂きました。(旅館の宣伝効果は薄いと考えお断り)
またある時は、私が手際よくピンマイクをつけるので、
ある番組のスタッフからは「よくTV出てるんですね」と
サクッと嫌味を言われちゃいました。(^^;)
4年前のTV出演をきっかけに環境が変わり、考え方も変わりましたが、
何よりも私自身の仕事に対しての意識が変わりました。
ですから、全国の旅館から私を見つけてくださった番組、
当時の女性プロデューサーをはじめ親切なスタッフの方々には
とても感謝してます。
取材の最終日に田中健さんとスタッフの皆さんとで
撮った写真は今も大切に残しています。
先日、事務所の整理をしている時に
制作会社から送っていただいたVTRを見つけて
ふと懐かしく思い出したのでした。