昨日の休日

土曜日、お茶屋さんから電話がありました。
踊りの会に来はりますか?との事。


芸妓・舞妓の活躍する花街は京都には5つあり、
宮川町という花街は「若柳流」という舞の流派です。

その一門の踊りの会が南座であるとの事。

日曜日だし、家でぼーっとするつもりでしたが2枚頂く事にしました。
その日のビアガーデンで舞妓さんが持ってきてくれたチケットには
なんと1枚8000円と刻印!!


さて、連れて行く相手は私の祖母。
すっかり老け込み、最近はトンチンカンな事を言うので
実家では両親と弟が手を焼いています。

しかし祖母は幼少の頃から花柳流という舞を習い続けておりました。
踊りが大好きで、その事になると人が変わったように楽しそうに話します。

南座なんか貸しきってそんなに人が集まるもんかいな〜?と
思っていましたが、1時間遅れで行ったところ
3階の、さらに一番上の席しか空いておらず非常に驚きました。

あーそうか、若柳流は全国規模だろうから皆が集まってくるのか・・・
しかも京都の宮川町もその一門だから、その関係者も多いのだろう、と納得。


私は日本舞踊などにアレルギーは出ず、それなりに見ていられますが
何時間もとなるとちょっと厳しい。
聞けば夕方まであるとか・・・ うーん。

お付合いのあるお茶屋の舞妓さんの出番が終わったあと、
私は抜け出してネイルサロンに行く事にしました。

おばあちゃんは真剣な眼差しで舞台を見ているから
「1時間後には戻ってくるからね。一緒にご飯食べるからここで見ていてね」と
何度も確認をして悠長に高島屋へ。


ところが、事件勃発。

そうです、戻ってくるとおばあちゃんがいません。
近辺の観客席に尋ねたり、スタッフにも聞きましたが
大勢が入れ替わり立ちかわりしているので知る由もなく。

さて困った。

実家に電話を入れ戻っていないか確認。
そして、徒歩10分の距離にある店にいないか確認。

エレベーターのない劇場内を1階から3階まで何度も往復しました。
ホール内は圏外なので電話をするにも外に出なければ。

踊りは一人10分くらいでしょうか。
その間は暗転なので、ゆっくり探すこともできません。


40分ほどして疲れたので、ソファーにどてっと座り込みました。
ちょっとは焦ればいいのになんとかなるだろうと・・・
自分でもこういう時に気楽にいられて得な性格だなーと思いながら。

ジュースを飲んでから、もう一度ホール内へ。



すると、おばあちゃんが居ました!!
聞けばなんと「うどん食べてたんやぁ〜(^^)」とのこと。

・・・・・・ズッコケました。

「りえちゃん、帰ったと思ってたわー。なんで居るん??」

もう好きな事言うといて・・・(TT)
ということで、コーヒーが飲みたいというので
もう一度高島屋へ行きお茶をして、ブラウスを一枚買ってあげました。


それから実家の地図を書いたメモをタクシーの運転手に渡して、
おばあちゃんを乗り入れて、私は再び一人でマッサージに向かいました。


休日だったはずなのに、なんだか余計に疲れてしまった気がします。

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