時には真面目に

夕食時にお部屋へご挨拶にお伺いします。
正確にはこの秋から復活しました。


もともと私は、自分自身が食事の席に「女将ですぅ〜」と挨拶に来られるのは
煩わしいという考えを持っていました。

ですので、いつの間にか特別なことが無い限り、
また舞妓さんが入る宴席以外はお邪魔しないようになりました。

ところが、料理のチェックや内部の仕事の流れの確認、
客室係の接待の確認、会社の方針に関する経営的な事情等
さまざまな理由があり、また初心に戻ろうと思い
ご挨拶に伺っている今日この頃…


具体的な理由の一つが自分自身が現場に出向いて
直接お客様の声を聞こうと思ったからです。


「ここをこうすればいいのに」「○○があったほうがいいと思います」
「係の○○さんへの教育はこれでいいのですか」etc
というご意見を仰っていただけることは心からありがたく思っています。


どうでもよければ、または二度と来ない!と思っていれば
黙って宿を去られるだろうけれども
改善の余地があるから…良い旅館になってほしいから…
お客様はそういう思いで仰って頂いていると考えるからです。


だから私はお客様が、直接私に意見をくださる事には素直に聞けますし、
そのひと時は非常に気分が高揚します。

有難い事に私は女の端くれであり、地の娘で誰に気兼ねすることも無く
良くも悪くもやりたい放題の立場にいます。

直接のご意見やご感想を、早々に経営に反映できることは
強みだと思っています。

現場に出ることは「こんな状態で満足していたなんて!」と
私に恥じさえかかせてくれます。

奢り高ぶることなく、たとえ小さなことでも一つ一つの積み重ねがなければ
5年後10年後の新門荘に繋がりません。



現状の具体的な目標は

「20,000円以内で料理良し、立地良し、客室は小奇麗で、館内は清潔。
おまけに痒い所に手が届くサービスも素晴らしい。
京都来るときはまた泊まろう。友達にも教えてあげよう」

そうご満足に思ってくださるお客様が一人でも増えることです。




この紅葉のシーズンに貴重なご意見を数々お聞かせ頂いた多くの皆様、
誠にありがとうございました。

マジメに旅館の経営 | comments (0) | trackbacks (0)

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