京の冬の旅・妙心寺

昨日のブログの続きです。
定期観光バスの試乗会で拝観したお寺の紹介。

【妙心寺 三門】

CIMG3682.JPG


妙心寺は臨済宗のお寺です。
46の塔頭を持つ京都最大の禅寺。その広さ10万坪!

塔頭とはそのお寺に所属する脇寺のことで、
分かりやすく言うと親会社・子会社みたいな関係ダス。

平成21年の今年は開山650年の節目であることもあり、
通常は毎年6月18日の法要時の数時間しか公開されない三門を
特別公開されることになりました。名の通り、非常に貴重な特別公開です。

境内で唯一の朱塗りの楼門で、下の写真のように急な階段を登ります。

CIMG3684.JPG




登りきると、楼上には十六羅漢像が祀られています。
羅漢とは仏教の修行の最高段階、またはその段階に達した人のことです。

CIMG3675.JPG




常々、「特別公開」とかいって‘もったいぶって’さぁ〜…と
まるで年中閉店セールで客を呼び込みしているような
インチキくささを感じていましたが、
本当に年に一度、しかも数時間の公開のみのお陰で紫外線に当たらない為、
とても1599年に造営されて、400年も経っているとは思えないほどの
鮮やかな絵画の色彩が保存されているのです。

紫外線ってお肌のトラブルを増幅させるだけじゃないのね!やっぱ敵だわ。



天井に描かれた狩野派の弟子達による絵画。

CIMG3679.JPG

他の寺院でも見かける八方睨みの龍が描かれる理由は
龍は仏法の守り神であり、また雨や雲を呼び火災よけになる為だそうです。

CIMG3677.JPG


柱や梁・組物一面の色彩もなんと鮮やかな事!!
これは実際に見なければやはり同じ感動は味わってもらえません!


なお、本日からスタートしている特別公開では写真は一切禁止です。
今回は試乗会ということで許可されていますので悪しからずご理解ください。

テレビ局や各マスコミが大勢来ていらしたので、
すごいフラッシュで皆さんバシバシ撮っていました。

CIMG3680.JPG


なお、定期観光バスの「京の冬の旅 特別コース」に乗らずとも
個人的に拝観する事は可能です。

私はプライベートで開催する「世界遺産ツアー」で
今月にもう一度訪れる予定です。(^m^)v
(無理やり連れて行くほど見る価値有り!)




受付:10〜16時(受付終了)

期間:平成21年1月10日〜3月18日

料金:600円

交通:JR山陰本線花園駅から徒歩5分


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