さて、昨日の続きです。
我々四人はランチを取ってから、雨の中二条城へ向かいました。
次の行程を考えると20分の時間しかなく、
パスしようかとも思いましたが
恥ずかしながら4人全員は訪ねた事がありません。
「二の丸だけ見に行くで!!」と、駆け足で向かいました。
またまた恥を晒すのですが、私は「二条‘城’」というからてっきり
姫路城や桃山城みたいな天守閣のあるお城を想像していました…
ところが、二の丸はゆってみれば平屋の住宅みたいな建物です。
写真の建物を目の前にしたときは「え?これ?」と驚いてしまいました。
正しくは武家風書院造の代表的御殿建築といいます。
国宝の二の丸御殿は部屋数33、800畳もある広さです。
親切にスリッパの貸し出しがあり、
廊下を歩くと何やらキュゥキュゥと音がします。
これが噂の?うぐいす張りの廊下です。
建物内の広間の要所要所に赤い押しボタンがあります。
自動音声案内です。
また、大名に扮するマネキンが置いてあり、
当時を容易に想像しやすくなっています。
我々は築城400年の歴史の重みを感じていました。
和宮さんの旦那、徳川家茂もここに入城したんだ…
ここで徳川慶喜が諸大名を集めて大政奉還を発表したのか…
明治維新後はここが府庁だったんだ…
重厚な欄間や狩野派が描いた豪華絢爛の襖を見るには
20分の時間はあまりにも少なすぎます。
4人ともが、近いうちにもう一度来て庭園も含めてゆっくり見に来ないと!と
声を揃えて、二条城を後にしました。
さて、続いて向かうは二條陣屋です。
こちらは旅館こうろの専務が「二条城に行くなら絶対外せないところ」として
お薦めしてくれた場所です。
完全予約制なので1週間前に14時に予約していました。
てっきり私たちだけだと思っていたのですが、他にも参加者がおられました。
「みんななんでココを知ってんの?」と不思議でしたが、
我々4人は二条城さえもアラサー(30代前後)にして初めての拝観ですから、
他府県の方々のほうが、よっぽど京都を知ってはるかも…反省。
こちらは今も小川さんという方がお住まいされています。
300坪の敷地内の約200坪を案内してもらいます。
「本陣」とは江戸時代の諸大名が参勤交代などで宿泊した旅館のことです。
他地域にはその「本陣」の遺構を見られることもあるそうですが
しかしながら、京都には「本陣」がありません。
幕府が城郭のような建造物を市中に建築する事を許さなかった事、
また、そもそも公家が住まいする京都に諸大名が出入りする事を
嫌がった…が主な理由だそうです。
ところが、徳川幕府が安定してきた頃には諸大名の京都観光も黙認され、
二条城や京都所司代に用事のある諸大名が利用する宿泊所として
その一役を担ってきたのが、こちら「小川家住宅」です。
昭和19年に国宝指定になされた時に「二條陣屋」と命名されました。
大名が寝泊りするとだけあって、部屋のアチコチに
感心するばかりの工夫がなされています。
落とし階段や見張りの隠れ場所もあります。
防火や防震対策、当時ならではの生活の知恵で取り入れられた工夫…
単なる忍者屋敷とは全くことなります。
詳細な案内は初老の男性が約1時間かけて、
我々4名を含む10名の参加者を引き連れて
丁寧に説明してくださいました。
それにしても茶室の多いこと!水屋もそれぞれに備えられていています。
「ティーサロン多いなぁ。一日何回お茶飲むん??
気分でティーサロンの場所選べるで〜」と相変わらず不謹慎な我々です。
それにしても、こちらではかなり楽しめました!
先人達の賢明さに、
また説明していただいた事に対して理解できて感動できる自分が、
日本人である事の喜びをかみ締めたひと時でもありました。
こちらは他府県の人を京都観光でご案内する際には
是非お連れしたい場所となりました。
二条城…… http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/
二條陣屋…… http://nijyojinya.net/
075-841-0972 (電話受付10:00〜18:00)
見学は完全予約制 10時・11時・14時・15時より選択
見学料 大人1000円・高校生800円
二条城より徒歩8分
二条城の南側、御池大宮下がる西側
我々四人はランチを取ってから、雨の中二条城へ向かいました。
次の行程を考えると20分の時間しかなく、
パスしようかとも思いましたが
恥ずかしながら4人全員は訪ねた事がありません。
「二の丸だけ見に行くで!!」と、駆け足で向かいました。
またまた恥を晒すのですが、私は「二条‘城’」というからてっきり
姫路城や桃山城みたいな天守閣のあるお城を想像していました…
ところが、二の丸はゆってみれば平屋の住宅みたいな建物です。
写真の建物を目の前にしたときは「え?これ?」と驚いてしまいました。
正しくは武家風書院造の代表的御殿建築といいます。
国宝の二の丸御殿は部屋数33、800畳もある広さです。
親切にスリッパの貸し出しがあり、
廊下を歩くと何やらキュゥキュゥと音がします。
これが噂の?うぐいす張りの廊下です。
建物内の広間の要所要所に赤い押しボタンがあります。
自動音声案内です。
また、大名に扮するマネキンが置いてあり、
当時を容易に想像しやすくなっています。
我々は築城400年の歴史の重みを感じていました。
和宮さんの旦那、徳川家茂もここに入城したんだ…
ここで徳川慶喜が諸大名を集めて大政奉還を発表したのか…
明治維新後はここが府庁だったんだ…
重厚な欄間や狩野派が描いた豪華絢爛の襖を見るには
20分の時間はあまりにも少なすぎます。
4人ともが、近いうちにもう一度来て庭園も含めてゆっくり見に来ないと!と
声を揃えて、二条城を後にしました。
さて、続いて向かうは二條陣屋です。
こちらは旅館こうろの専務が「二条城に行くなら絶対外せないところ」として
お薦めしてくれた場所です。
完全予約制なので1週間前に14時に予約していました。
てっきり私たちだけだと思っていたのですが、他にも参加者がおられました。
「みんななんでココを知ってんの?」と不思議でしたが、
我々4人は二条城さえもアラサー(30代前後)にして初めての拝観ですから、
他府県の方々のほうが、よっぽど京都を知ってはるかも…反省。
こちらは今も小川さんという方がお住まいされています。
300坪の敷地内の約200坪を案内してもらいます。
「本陣」とは江戸時代の諸大名が参勤交代などで宿泊した旅館のことです。
他地域にはその「本陣」の遺構を見られることもあるそうですが
しかしながら、京都には「本陣」がありません。
幕府が城郭のような建造物を市中に建築する事を許さなかった事、
また、そもそも公家が住まいする京都に諸大名が出入りする事を
嫌がった…が主な理由だそうです。
ところが、徳川幕府が安定してきた頃には諸大名の京都観光も黙認され、
二条城や京都所司代に用事のある諸大名が利用する宿泊所として
その一役を担ってきたのが、こちら「小川家住宅」です。
昭和19年に国宝指定になされた時に「二條陣屋」と命名されました。
大名が寝泊りするとだけあって、部屋のアチコチに
感心するばかりの工夫がなされています。
落とし階段や見張りの隠れ場所もあります。
防火や防震対策、当時ならではの生活の知恵で取り入れられた工夫…
単なる忍者屋敷とは全くことなります。
詳細な案内は初老の男性が約1時間かけて、
我々4名を含む10名の参加者を引き連れて
丁寧に説明してくださいました。
それにしても茶室の多いこと!水屋もそれぞれに備えられていています。
「ティーサロン多いなぁ。一日何回お茶飲むん??
気分でティーサロンの場所選べるで〜」と相変わらず不謹慎な我々です。
それにしても、こちらではかなり楽しめました!
先人達の賢明さに、
また説明していただいた事に対して理解できて感動できる自分が、
日本人である事の喜びをかみ締めたひと時でもありました。
こちらは他府県の人を京都観光でご案内する際には
是非お連れしたい場所となりました。
二条城…… http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/
二條陣屋…… http://nijyojinya.net/
075-841-0972 (電話受付10:00〜18:00)
見学は完全予約制 10時・11時・14時・15時より選択
見学料 大人1000円・高校生800円
二条城より徒歩8分
二条城の南側、御池大宮下がる西側