京都で、新たに旅館が2軒誕生しました。
先週は機会に恵まれて(…というか勝手について行き)
見学させてもらいました。
特に新門荘のすぐ近く、四条通に面している場所に「WASABI」という
総合ビル内の4−5階です。
この階に、町屋再生の先駈けとしても有名な「くろちく」さんが
新規参画事業として8部屋の宿泊施設を造られましたが、
一室ずつ拝見して、
素直に「ようやく京都にもこういう旅館が出来たか!!」と感動しました。
京都は御三家、なんて呼ばれている老舗旅館を除けば
ホテルも首都圏ほどパッとする素敵なところもありません。
富裕層をターゲットにしたラグジュアリーな宿泊施設はあってもいいのにと
常々思っていました。
私見としては、「旅館」というカテゴリーよりも
「ホテル」だと思いましたが、いずれにせよ8室全て非常によい造りになっており、
こじんまりした伝統的な老舗旅館も然ることながら、
京都にもこういう宿泊施設があれば業界全体に良い刺激になると思いました。
「さくら旅館」さんは西本願寺の東側に位置します。
見学させてもらった日は多くの外国人が入館していたことからも、
館内の外国人向けの案内物などには参考になることも多々ありました。
どちらの新しい旅館にも共通していたこととして一つ挙げれば、
客室内は間接照明ばかりで、
蛍光灯などの煌々とした明かりを取り入れていないことです。
なにかの雑誌で読みましたが、日本人ほど明るい部屋を好み
まるでオフィスのようでないと「照明が暗い」とお叱りを受けると。
対して、欧米人に至っては照明が暗くてもなんのクレームにも繋がらず、
逆に明るすぎると「落ち着かない」という声が挙がるとか。
家で寛ぎ方の文化の違いが関係しているのでしょう。
脱線しましたが、どれだけ建築雑誌を読み漁っても
照明の取り方だけは自分の目で見ないと分からないものです。
その点大変良い勉強になりました。
KAZASHI the suite (くろちく)
… http://www.kurochiku.co.jp/
さくら旅館… http://kyoto-ryokan-sakura.com/index.html
くろちくさんの客室の窓から祇園南側を眺める。
瓦の町屋がたくさん見えています。大切に保存していくべき眺めです。
先週は機会に恵まれて(…というか勝手について行き)
見学させてもらいました。
特に新門荘のすぐ近く、四条通に面している場所に「WASABI」という
総合ビル内の4−5階です。
この階に、町屋再生の先駈けとしても有名な「くろちく」さんが
新規参画事業として8部屋の宿泊施設を造られましたが、
一室ずつ拝見して、
素直に「ようやく京都にもこういう旅館が出来たか!!」と感動しました。
京都は御三家、なんて呼ばれている老舗旅館を除けば
ホテルも首都圏ほどパッとする素敵なところもありません。
富裕層をターゲットにしたラグジュアリーな宿泊施設はあってもいいのにと
常々思っていました。
私見としては、「旅館」というカテゴリーよりも
「ホテル」だと思いましたが、いずれにせよ8室全て非常によい造りになっており、
こじんまりした伝統的な老舗旅館も然ることながら、
京都にもこういう宿泊施設があれば業界全体に良い刺激になると思いました。
「さくら旅館」さんは西本願寺の東側に位置します。
見学させてもらった日は多くの外国人が入館していたことからも、
館内の外国人向けの案内物などには参考になることも多々ありました。
どちらの新しい旅館にも共通していたこととして一つ挙げれば、
客室内は間接照明ばかりで、
蛍光灯などの煌々とした明かりを取り入れていないことです。
なにかの雑誌で読みましたが、日本人ほど明るい部屋を好み
まるでオフィスのようでないと「照明が暗い」とお叱りを受けると。
対して、欧米人に至っては照明が暗くてもなんのクレームにも繋がらず、
逆に明るすぎると「落ち着かない」という声が挙がるとか。
家で寛ぎ方の文化の違いが関係しているのでしょう。
脱線しましたが、どれだけ建築雑誌を読み漁っても
照明の取り方だけは自分の目で見ないと分からないものです。
その点大変良い勉強になりました。
KAZASHI the suite (くろちく)
… http://www.kurochiku.co.jp/
さくら旅館… http://kyoto-ryokan-sakura.com/index.html
くろちくさんの客室の窓から祇園南側を眺める。
瓦の町屋がたくさん見えています。大切に保存していくべき眺めです。