さて、3日前のブログの続きです。
本来ならば、若村氏の講演の後も新人社員さんと同行して
京都市内の旅館を回るべき任務があったのですが、
この日は夕方から旅館組合青年部の集まりがありました。
ということで、小一時間の空き時間ができたのですが
会社にも自宅に戻るにも中途半端な時間だったので、
その辺でプラプラして時間を潰しました。
しかし、これは大きな失敗でした。
実は今回の青年部の例会では、
「自分の館について話をする」という座談会の初の試みがありました。
『京都の旅館』といっても、それぞれが独自の強みを生かして商売をしています。
今回は「団体客に強い宿」「個人客に強い宿」「修学旅行に強い宿」「外国人客に強い宿」とテーマを大きく4つにもたせて、それぞれ選出された代表がみんなの前で話をしました。
私はその「修学旅行に強い宿」として(当日の出席者の中で)一番若いくせに
お役目を頂戴しました。
しかし、よく考えると新門荘は決して「修学旅行に強い宿」ではありません。
もっと力を入れている旅館はたくさんあります。
年間の修学旅行の宿泊にまつわる全ての数字は年々減少しています。
この機会にと調べなおして一覧表にしてみました。
平成11年は総売上の62%を占めていた修学旅行の売上は
なんと約10年後の平成20年度は約42%でした。
学生さんの人数も26000人来られていたのが、同じく平成20年度は16000人です。
しかし、総売上はお陰様で、傾くことなく順調に伸びてきています。
その昔、修学旅行生の宿泊場所としては
京都市内では新京極に近い‘中京区’が一番強く、第二位が‘京都駅付近’。そして第三位がその他の旅館で、新門荘は第四位だったと聞いています。
(社長の実感順位です)
これからますます少子化になるし、修学旅行生だけの宿泊では経営が厳しくなるということは、さすがに認識していたらしく、だからこそ新門荘ではいろいろと企画をつくる習慣ができてきたようです。
時には(?)大はずれした企画もあったでしょうが、それでも一般のお客様にも来て貰いたい、ということは常に念頭にあったようです。
時は流れ、平成20年度は約10年前と比べ売上構成比率が逆転しました。
しかしそれは、決して修学旅行の営業力を落としたり軽視しているわけではありません。振り返るに、一般のお客様がきちんと満足してくれるようにと、
施設・料理・サービスの向上を少しでも図っていくことで全体のクオリティが上がり、そしてその結果として、修学旅行宿泊先として「新門荘」でと直々に学校サイドからご指名を頂く軒数が年々増えてくるまでに至りました。
早い時期から、一般のお客様に標準をあて、当たり前のことを確実に実行することで、学生のお客様をおざなりにする事無く相乗効果をもたらす現象がおきました。
あれだけ当時の修学旅行の宿としては‘弱い’宿が、修学旅行生の宿泊層に頼りすぎた宿があちこちと店じまいをする中、新門荘は生き延びてきました。
(いまのところですが・・・ ^^;)
・・・とまぁ、その座談会の場ではこういうことを流暢に話したかったのですが、
いかんせん、自分の話術を過信して準備不足だったため、上手に纏められなかった
(TT)
空き時間の小一時間はコーヒーでも飲みながら、段取りしておけばよかった・・・
もっ全うに経営をされている同業の諸先輩方はたくさんいらっしゃいます。
昨日今日に仕事を始めたような私が偉そうに話す内容ではなかったのですが、
仲のいい同業友達以外にこうして人様の前で数字をむき出しにして話をすることなんて、後にも先にも今回だけでしょうから、私にはよい経験となりました。
座談会の自分の話の最後にも言いましたが、私はプライベートでも目標なくダラダラ生活するのが嫌いです。商売においても、毎年なんとなくお客様を迎え入れて、通常業務に忙殺されて今年も順調に年度末を迎えたなぁ・・という進歩のないことはもっと嫌いです。
極少数にしか伝えていない野望といえるようなシタタカナ夢から
可愛らしいチビ夢まで、たくさん抱えています。
‘絶対成し遂げたい’野望に近い夢が、無謀とならないように
新門荘は現状で満足させてはいけないのは明確な事象です。
背伸びする事無く、自分の器を見極めながらの範疇で、
もっとお客様に満足して頂けるはずの出来ることも山ほどあります。
それらを遂行していこうと思うと、日々ワクワクします。
本来ならば、若村氏の講演の後も新人社員さんと同行して
京都市内の旅館を回るべき任務があったのですが、
この日は夕方から旅館組合青年部の集まりがありました。
ということで、小一時間の空き時間ができたのですが
会社にも自宅に戻るにも中途半端な時間だったので、
その辺でプラプラして時間を潰しました。
しかし、これは大きな失敗でした。
実は今回の青年部の例会では、
「自分の館について話をする」という座談会の初の試みがありました。
『京都の旅館』といっても、それぞれが独自の強みを生かして商売をしています。
今回は「団体客に強い宿」「個人客に強い宿」「修学旅行に強い宿」「外国人客に強い宿」とテーマを大きく4つにもたせて、それぞれ選出された代表がみんなの前で話をしました。
私はその「修学旅行に強い宿」として(当日の出席者の中で)一番若いくせに
お役目を頂戴しました。
しかし、よく考えると新門荘は決して「修学旅行に強い宿」ではありません。
もっと力を入れている旅館はたくさんあります。
年間の修学旅行の宿泊にまつわる全ての数字は年々減少しています。
この機会にと調べなおして一覧表にしてみました。
平成11年は総売上の62%を占めていた修学旅行の売上は
なんと約10年後の平成20年度は約42%でした。
学生さんの人数も26000人来られていたのが、同じく平成20年度は16000人です。
しかし、総売上はお陰様で、傾くことなく順調に伸びてきています。
その昔、修学旅行生の宿泊場所としては
京都市内では新京極に近い‘中京区’が一番強く、第二位が‘京都駅付近’。そして第三位がその他の旅館で、新門荘は第四位だったと聞いています。
(社長の実感順位です)
これからますます少子化になるし、修学旅行生だけの宿泊では経営が厳しくなるということは、さすがに認識していたらしく、だからこそ新門荘ではいろいろと企画をつくる習慣ができてきたようです。
時には(?)大はずれした企画もあったでしょうが、それでも一般のお客様にも来て貰いたい、ということは常に念頭にあったようです。
時は流れ、平成20年度は約10年前と比べ売上構成比率が逆転しました。
しかしそれは、決して修学旅行の営業力を落としたり軽視しているわけではありません。振り返るに、一般のお客様がきちんと満足してくれるようにと、
施設・料理・サービスの向上を少しでも図っていくことで全体のクオリティが上がり、そしてその結果として、修学旅行宿泊先として「新門荘」でと直々に学校サイドからご指名を頂く軒数が年々増えてくるまでに至りました。
早い時期から、一般のお客様に標準をあて、当たり前のことを確実に実行することで、学生のお客様をおざなりにする事無く相乗効果をもたらす現象がおきました。
あれだけ当時の修学旅行の宿としては‘弱い’宿が、修学旅行生の宿泊層に頼りすぎた宿があちこちと店じまいをする中、新門荘は生き延びてきました。
(いまのところですが・・・ ^^;)
・・・とまぁ、その座談会の場ではこういうことを流暢に話したかったのですが、
いかんせん、自分の話術を過信して準備不足だったため、上手に纏められなかった
(TT)
空き時間の小一時間はコーヒーでも飲みながら、段取りしておけばよかった・・・
もっ全うに経営をされている同業の諸先輩方はたくさんいらっしゃいます。
昨日今日に仕事を始めたような私が偉そうに話す内容ではなかったのですが、
仲のいい同業友達以外にこうして人様の前で数字をむき出しにして話をすることなんて、後にも先にも今回だけでしょうから、私にはよい経験となりました。
座談会の自分の話の最後にも言いましたが、私はプライベートでも目標なくダラダラ生活するのが嫌いです。商売においても、毎年なんとなくお客様を迎え入れて、通常業務に忙殺されて今年も順調に年度末を迎えたなぁ・・という進歩のないことはもっと嫌いです。
極少数にしか伝えていない野望といえるようなシタタカナ夢から
可愛らしいチビ夢まで、たくさん抱えています。
‘絶対成し遂げたい’野望に近い夢が、無謀とならないように
新門荘は現状で満足させてはいけないのは明確な事象です。
背伸びする事無く、自分の器を見極めながらの範疇で、
もっとお客様に満足して頂けるはずの出来ることも山ほどあります。
それらを遂行していこうと思うと、日々ワクワクします。