超おすすめ!修学院離宮

今週、同業者のお友達からお声をかけてもらい、修学院離宮に出かけてきました。

こちらは宮内庁管轄なので、事前申し込みが必要です。
このような手続きが必要なのは、
ほかに「京都御所」「迎賓館」「桂離宮」「仙洞御所」があります。

めんどくさいので、情けないかな自分で計画をして出かけたことがありません…

「京都御所春の一般公開」も「京都迎賓館」も同業者のお友達に
声をかけてもらい、便乗しました。声をかけてもらうと、
「こういう機会でないと行かないからな!!」っとやたら張り切ってしまいます。


この日は梅雨明けかと思うほど、よい天気に恵まれました。

たまのお出かけなので、着物でも来ていこうかという意気込みでした。
その目論見には修学院離宮=京都の北東位置=涼しいだろう… ということでしたが、
実際は汗だくになるほどの暑さ。張り切りすぎず、でちょうどよかった…



さて、写真を山ほど撮ったので最近身につけた知恵で編集してみましたよ(^^)v 
なんせ初めての編集だったので、これだけの作業で90分かかった…(^^;)



修学院1.jpg


1. 1655年に後水之尾上皇によって造営された修学院離宮。
  上皇自ら筆をとられた扁額の「寿月観」です。

2. 寿月観から眺める庭

3. この日は20人くらいの拝観者と一緒でした。

4. よく見ると人影が… そうです。
  列の最後尾には私服警官がついてきていました。宮内庁管轄ですからね。



修学院2.jpg

5. 「客殿」内の違い棚。霞がたなびいているように見えるので、文字通り
  ‘霞棚’とも呼ばれいているようです。
   桂離宮の「桂棚」・三宝院の「醍醐棚」と並び天下の三棚と称されています。
   …って、すぐに「3」くくりしたがるんは誰や。

6. 私が興味を引いたのはこの襖。新門荘の襖を選定するときに、
  若干勉強をしたこともあって、すぐに引手や柄行に目がいってしまいます。
  軽い職業病。

7. この鯉は筆者不明。なにかの保護の為に網をかけてるのかと思って覗き込むと、
  じつは筆で描かれた網!!この網だけは円山応挙が描いたと伝わっています。

8. 拝観者は本格的なカメラをかかえる人や、若い人たちもいました。
  みんな実に興味深げにひとつひとつを観覧していました。


修学院3.jpg

9. この修学院離宮の最高のポイントビュー!
  両サイドの視界を遮られた小道を登り、視界が開けた時の
  皆々さんの感嘆の声、声、声! ほんとに美しい!

10. 京都タワーと同じくらいの標高です。(約40m)京都市内が綺麗に見えます。

11. 紅葉シーズンが最も観光希望者が多いそうです。
   もちろん、応募多数の時は抽選…


修学院4.jpg

12. 樋(トイ)も竹を割って出来ている。
   いまやステンレスしか目にしない現代では物珍しいですね。

13. 漆喰の小石。よく見ると赤と黒。しかも1つ、2つ、3つと
   規則正しく配置されています。「一二三(ヒフミ)石」だそうです。


修学院5.jpg

14. 楓橋。紅葉シーズンを想像するとたまらない風景。

15. 龍が泳げるほど広いという意味で「欲龍池(ヨクリュウチ)」と名付けられた池。

16. 当時は舟を浮かべて月光浴もしたそうです。なんて風流なこと!

17. 14の写真の楓橋の上から撮った写真。



さて、こんな壮大で素晴らしすぎる離宮を造営した後水尾上皇。
あまりピンときませんよね。

彼はNHK大河ドラマの題材にもなった「江」の娘さんを奥さんに迎えています。
しかも、結婚が決まっているというのに、お世話係の女性に手をつけて
子供が出来ちゃいます。もちろん2代将軍秀忠も江も大激怒!

これを始め後水尾上皇は生涯女好きだったのです。たしか30人位子供がいます。
最後の歳の子は彼が58歳の時です。

しかし、この前後の時代には珍しくしっかりと幕府に物言う上皇でもありました。
駆け引き上手で仕事ができる人だったんです。
後水尾上皇の生涯は面白いので、近いうちに大好評(?!)の
私編集の伝記をブログでUPします。


さて、話戻り修学院離宮ですが、わざわざ京都へ来て、
2億円の脱税を指摘された某住職の管轄する世界遺産の寺に行って、
人ごみにもまれて「なんか拝観料の600円が見合わへんなぁ〜」と
がっかりするくらいなら面倒でも申請手続きをして見学することをお勧めします!!


私は事前に他府県の友人知人が入洛する際は、こちらを案内しようと強く決めました。
それくらい良い!!

ガヤガヤとマナーの悪く‘ついで’観光する人がおらず、丁寧なガイド付き!

時の権力者の思う存分の贅を堪能することができます。
よく考えられた構成はただただ感心するばかり。
その権力者の生涯の住まいが、この京都であるということを思うと
なんとも感慨深い思いでいっぱいです。


写真ではこの素晴らしさが伝わらないのが、ほんと残念。
現に、拝観の前日に予習として修学院離宮のHP内の動画を見たとき、
「つまんなさそうやな…」と途中居眠りをしてしまっていた私です(^^;)

実際に自分の目で見たときの感動を未経験の方は早く味わってくださいね。


宮内庁管轄 修学院離宮申込みホームページ

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