舞妓のかんざし 12月

早いもので、明日から12月に入りますね。
相変わらず私のブログの更新が出来ていません…
来年こそは…


2007年・2008年のこの時期に、
舞妓が12月に挿すかんざしについて書きましたが、
2012年も3回目ですが繰り返すことにします。

……手前味噌ですが、我ながら巷の本には出ていないような
非常に分かりやすく書けた説明だと思うからです。

そして、私のブログを始めからご覧頂いている方もいらっしゃれば
最近見始めた!という方もいらっしゃると思うからでーす!




12月の舞妓さんのかんざしは、
いつもの月とは違い、その月の代表的なお花をモチーフにしていません。


maiko12.JPG


あえて言うなら「もち花」かな?

というのも、毎年12月13日は「事始(コトハジメ)」といい
お正月の準備を始める日です。

芸妓・舞妓が活躍する花街ではこの日に、
今年のお世話になった御礼と来年の挨拶を兼ねて
舞のお師匠さんのところへ行くそうです。


芸事の世界ではこの「事始」も大切な行事としています。

よって、12月の舞妓のかんざしは
お正月をイメージするお目出度い物を飾っています。


サイコロ・招き猫・小判・羽子板・羽・お福…


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いくつ見つけられましたか??




ところで、京都では毎年12月の1ヶ月間、南座で吉例顔見世興行があります。

簡単に言うと、歌舞伎のビックイベントですな。
歌舞伎に疎い私でも聞いた事のあるような有名な役者が出演しますので、
ファンにはたまらないそうです。

さて、その会場である南座です。

minamiza.JPG


正面玄関の上は出演する役者の名前がずらり…

この名前が書かれている物を「まねき」と呼んでいます。

「まねき」は勘亭流とよばれる独特の文字体です。

隙間なく字が書かれていることがその特徴です。
これは客席が「隙間なく埋まるように…」という意味も含まれているとか。


maneki.JPG


さて、舞妓のかんざしにもこの「まねき」が飾ってあります。
次の写真の丸印をご覧ください。

始めは真っ白なのですが、顔見世を見に行き、
役者さんのお部屋見舞いに行った時に直々にサインをもらうようです。


maiko up.JPG



新門荘にディスプレイされているかんざしも始めは真っ白でした。
しかし、ある芸妓さんにお願いして、
書かれてあるものと交換してもらいました。

なんという役者のサインかさっぱり分かりませんが…



‘直々にサインをもらう’と書きましたが、
置屋が抱えている舞妓の人数分を
まとめて書いてもらう事もあると聞きました。

また、必ずしも好きな役者さんに書いてもらえるとは限らないそうです。
お茶屋さんやお姉さん芸妓のお付合いなども関係があるようです。




私の個人的意見ですが、
いくら舞妓さんとはいえ若干16,7歳の女の子が
歌舞伎役者のサインをちょこっと書いてもらってホントに嬉しいのかなー??

ジャニーズとかに書いてもらう方が絶対嬉しいはず!!

……そんな事を思うのは幼稚な私だけですね (_´ω`)



追記: ディスプレイのサインは「市川団十郎」さんのようです。

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