京都のおいしい亥の子餅

11月7日は「立冬」でした。

茶の湯の世界では11月は「炉開き」と言って、
夏の間使っていた‘風炉’をしまい、畳を切った‘炉’を使い始めます。

初夏に摘んで寝かせておいた茶葉で
お茶を点てる茶の世界の「正月」でもある大切な付でもあります。


先日の社内で行われた茶道の稽古でも、昨年に引き続き
この月ならではのイノシシをかたどった「亥の子餅」を
手配して美味しくよばれました。

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どこの和菓子屋さんでも「亥の子餅」を作られますが
新門荘では茶道宗匠のご指示もあり、「鍵甚良房」さんで購入しました。

中を割った写真を撮り忘れたのですが、
銀杏・栗・柿が入っています。

宗匠曰く、これだけたくさん入っているのは非常に珍しいそうで(^^)
しかも、300円でおつりがくる安さ。
なにより美味しい… 私もこの日の稽古を心待ちにしていたくらいです。

家族だけでされてる和菓子屋さんなので、大量生産は無理のようです。
そして、四条通に面する「鍵善良房」さんとよく間違われます。
メディアに露出することもないし、
観光客にとってはあまり知られたところではないかもしれませんが、
地元民にとっては有名な老舗の和菓子屋さんです!



ところで、なぜイノシシ??

亥の月(旧暦10月)の最初の亥の日の亥の刻(21〜23時)に、
新米でついた餅を食べ、無病息災や子孫繁栄を願っていたという
宮中行事があったようです。

イノシシはたくさん子供を産みますからね。
この時期の新嘗祭などがあるように、
稲の豊作を願っていたこともあると思われます。


また庶民の間では、いよいよ冬到来で火を使う時期に、
火伏せの愛宕山(アタゴ)のお使いである「イノシシ」
……昔の火事は恐ろしかった 
火の災難から逃れようとあやかって食していたようです。



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