何を基準に職を選ぶのか

9月に入りました。2週間前の猛暑をすっかり忘れてしまうほど過ごしやすい気候です。



就活をしながら新門荘でアルバイトしてくれている女子大生が、3-4つも内定をもらったそうです。

「優秀やーん!よかったやんか〜!ほんで、どんな企業に行くんや?」と尋ねると職種がどれも違って、どこを選択するか迷っているのとのこと。


「何を基準に選べばいいですか?」と逆に尋ねられて、私も一瞬考えました。

私は就活なるものを一切したことがないのです。

学生のころから、自分は大企業に務まる気質ではないし、どこかに勤めるなら、小さな職場に縁故で紹介してもらおう…と、頑なに考えていました。


そんな私が偉そうに話せるわけはないのですが「何を基準かはわからんけど、(社会人第一歩として)給料で選ぶことだけはせんほうがええな」と回答。

その子は「えー!!そこが一番大事だと思ってました」と言うていました。



社会人として働くにあたって初めの3年くらいは、奉公期間だと自分に言い聞かせて頑張るべきだ、と思うのが私の考えです。会社にアレコレと教えてもらう、人生においても大切な期間で、給料を貰えるだけ有難いと思え!ってところです。


3年くらい経って、ようやく一人前で、ほんとの意味での社会人としてはそこからがスタートではなかろうか。一般的にどこの会社も「教育」と称し、時間を割き費用をかけて一人前になるように育てていくわけです。だから、3年くらい経ってようやく会社へ、つまりはこの社会に対して貢献できるようになるわけです。


私もよく 「石の上にも3年や。中学校も高校もイヤや思っても3年通ったやろ。そやし、辛いことがあってもめげるな!とにかく3年続けろ」 と面接や新入社員に言います。

ところが、その意味を履き違えているのか 「3年経ったので辞めます」 という社員もまた増えているのは、何も新門荘に限った話ではなさそうです。

おいおい、仕事の酸いも甘いも3年目からやんか。。。と、正直ゲンナリしますが、またそれも彼ら彼女らの人生ですから、私も 「3年はめげなかった」 ことを多いに褒めて送り出しています。


少し脱線しましたが、先の大学生に 「給料で選ばんほうがええ」 とアドバイスしたのは、「初めての社会人生活。良いことも悪いことも教えてもらうのだ」という日本人として謙虚な姿勢や心構えで取り組んでほしい。そういう気構えの方が、のちのち大きな花を咲かせやすいと思うからです。


同時に、初めの3年間は会社も全スタッフが一丸となって、手とり足とり指導していくべきで、実務はもちろん、メンタルも気にかけてやり励まして成長させていく必要はあると思っています。あくまで‘奉公期間’と言い聞かせるのは新入社員が自分に対してであり、会社側は横着せずに「人材」を「人財」として、個々の長所を見つけて最大限に伸ばしていく期間だとも自戒しています。

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